First Love〜私の元カレ〜2《R.Y》

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夜に電話が掛かってきた





涼介の文字



あんまり気が進まない

あれ以来連絡も取ってないから





一応出る

涼介『あ、A？』





「うん」




涼介『俺さ今地方にいるんだけど…』



だから何？って言いそうになる








涼介『1週間くらいしたらそっちに帰れるんだ





だから、その…話が、

そっちに帰ったら、話があるんだ
だから、帰る前に連絡するから、あけてて欲しい』




話…ってなんだろう。
怖いな




「わかった…」





涼介『それじゃ、由紀『涼ちゃんっ！誰と電話？』




由紀の声
電話の奥の方で聞こえる





涼介『A』




由紀『ふーん、なら早く切って』


涼介『もう話は終わって切れたよ』






まだ2人の話し声ははっきり聞こえる
涼介は私が切ったと勘違いしているのだろう





由紀『何で涼ちゃんはA、Aって…



そんなに、あの子が？
どこがいいのよ』



涼介『…どこが、か



全部

前別れなければ俺達は今も続いてたって思ってる。
昔の俺はまだ未熟で…
今の俺はもっともっと未熟になっちゃって



でも、今も昔も…俺はアイツじゃなきゃダメなんだ』






電話越しにハッキリと聞こえた

やば、切らなきゃ…




慌てて電話を切った






どういう事？
涼介は、私のこと今も？






でも、ハッキリ由紀に…






早く帰ってきて教えて欲しい。







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