逃げた子『最強』

MKG(マジでキレる5秒前) ページ9

.








「言え、ガキはどこにいる」




「な、何を言ってるかさっぱりじゃ……」



おじいちゃんがそう言うと金髪は舌打ちした後、おじいちゃんを後ろの暖炉に打ち付ける






「テメェ、クソポリ公が!!」




そう言って枷も構わずに立ちあがろうとする


部下が威力を強めたせいで手首足首から血が出るがそんなこと気にしてられない





一歩間違えたら死んでしまうんだ


おじいちゃんが殺される前に私が殺して………！






「やめるんじゃ!!それはやってはあかん!!!」





おじいちゃんはそう私に叫んだ


それを聞いて少し頭が冷える





「威勢のいい嬢ちゃんだな……


あざのないものを匿うなんざ立派な犯罪だぞじいさん




さっさとガキを引き渡せ」




おじいちゃんがそれを断ると金髪は思いっきり魔力をおじいちゃんにぶつけた



それでも金髪はマッシュを引き渡せとしつこく迫る





それでもおじいちゃんはマッシュの居場所を教えようとしなかったし、逃げさせようとしていた




金髪はガキは近くにいるはずだと部下の1人に探させようとする



いまだ逃げろと叫ぶおじいちゃんを金髪は何回も蹴ったあと、別の棚へおじいちゃんをぶつける



そして「後悔させてやる」という言葉の後、杖の先に魔力を集結させる





それをみて部下の1人が外へ出ようとした瞬間








扉が壊れると同時に、マッシュが部下をぶん殴っていた



そのままその部下は家の壁を突き破り、外に放り出させる




正直、それに驚いていつのまにか自分の枷が全部外れていることも気が付かなかった





「テメェ、さっきはよくもやってくr」



マッシュはそう喚く警察の服をさっきと同じように破り、往復ビンタをした





トドメと言わんばかりに右頬を強く打つと、その警察は後ろの棚に頭をぶつけ、気絶した




「A、大丈夫？」



「あ、お、おぅ…………？」




や、正直言うとめちゃくちゃ手首足首痛いんだけどそんなことはどうでもいい







何で、逃げなかったの



「なぜ、なぜ逃げなかったマッシュ！」


「“家族”だから。僕にとって2人しかいない」





その言葉に、おじいちゃんは何も言えなくなったようだった







「ごめんじいちゃん、ワガママ言って。でもまぁとりあえず……



お前ら全員、地獄行き」






そう言ってマッシュは下をさす


さすがマッシュ、と言わざるを得ない

無双劇→←弱体化

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す