逃げた子『最強』

ザマァみやがれ！！！ ページ24

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キャベルを叩きつけた私たちに向かって、下っ端どもが悲鳴をあげる



そんな中でエイムズくんは私たちの向かって焦りながら声をかけた





「そんなことしたら、退学に…」





「重要？それ」



「コイツに痛い目見てもらうのと、君の治療の方が重要でしょ」




「マッシュ君、Aちゃん……」










「あれ？やっぱマズイかも」




………………確かに、目の前にいるキャベルは微塵も動かないね








………………









「やってしまったかもしれない」




「ふぅ…………


(やっちまった〜…………)」



思わず大きいため息をつきながら天を仰いだ







「ええその通り、やってくれましたね」





声が聞こえた方に目を向けると、そこには紛れもないファルマン教頭が立っていた




なんとなく分かってはいたが…あのクソ野郎



キャベルじゃなくて私たちを暴力事件の加害者として学内会議にかけると言い出した





簡潔に言うと、理由は私たちの方が身分が低いから








「マッシュ、顔面に膝蹴りくらわせてやれ」



「任せて」





そういうとマッシュはまだ何か喋っている教頭の顔面に(思いっきり助走をつけて)膝蹴りをした






「(教頭も…)」



「「(いった〜！)」」





「ナイスだよマッシュ!!!」


めっちゃスカッとした！！！




思わずグッチョブサインを贈る





「話が通じなさそうだったから、つい………Aにもやれって言われたし」



「1人やっちゃったんなら何人やっても一緒かなって」




「殺人鬼の理論！！」




マッシュが謎に穴を掘り始めたのを確認して(？)


私はエイムズくんの元に向かった





「慣れてないから、動くと失敗するかも」



「え、いいよ、Aちゃ」



「動くなっつってんだろ」


「ハイ……」





教頭がなんか騒いでるけどそんなの知らん



今はこっちの治療が優先じゃい









ある程度の治療がすんだところでマッシュの方に目を向ける




もうすでに教頭は見えなくなっていた




ザマァみやがれ!!!





「Aちゃん…声に出てる……」



「おっと、失礼しましたわ」






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