世界最速の彼女は色んな人に好かれるようです？【Dr.STONE】 (ページ5)

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Ⅳ ページ5

3人でいっせいにワインに口をつける

吹き出している大樹の前の私は意外といけることに驚いていた

千空「思ったよりイケんじゃねぇか、市販品の約100億倍酷ぇがな」

『いやぁ、どーしてもシャトー・マルゴーと比べると酷いねぇwのめない程ではないが…』

大樹「ブドウさえあればこんな簡単にできるんだな！」

こころなしか、大樹の顔が少し赤い気がする…

え？酔った？早くね？

千空「地道に1歩1歩！な！ここから先はちーーと骨が折れんぞ。“はじめようワインの蒸留！！ブランデーの作り方”だ」

そう言って首を鳴らした千空

……あんな癖あったか？

千空「てか、Aはシャトー・マルゴー飲んだことあんのかよ」

話が急に変わって私の方に来たので少し驚いた

『おん、あるで。両親に14の時に飲まされたよ。その時ちょうどスイスにいたからね』

スイスはカントン(州)によって飲める年齢が変わるからな、ちょうど14のところで飲まされた

まぁ、なんともなかったからそのままシャトー・ラトゥール1999も飲まされたけどね(；´・ω・)

あれどっちも9万近くかかるらしいんだよね…両親どんだけ金あったんだよ←

大樹「千空！ジョウリュウ…とはなんだ？」

千空「言うと思ったぞ」

『簡単に言うと、熱して冷まして垂らしてアルコール度数をあげるんだよ』

それから私たちは蒸留用の土器を作ってその中にワインを入れた

千空「なァ〜に、紀元前3000年メソポタミア文明の連中も土器で蒸留してたんだ」

千空は両腕を土器の方に向けながら続ける

千空「やってやれねぇことはねぇ。唆るぜこれはぁ…↓」

やってる途中で土器が壊れ、千空と大樹にワインがかかった

ん？私？ちょっと離れたところにいたから無傷だよ✩

結局、千空は上裸で夜まで過ごした

悔しそうな顔で土器を作ってたのは面白かったなぁwww

そこから大体1年くらいがすぎた

ちょっと前の冬に大樹が貝を使って髭を抜いて顔が赤く腫れたのは面白かったなw

その話は置いておいて…今私たちは燕の羽にある濃度のナイタール液をかけている

またいつも通り失敗か…

そう思った時、石の割れるような音とともに燕の羽が戻った

これは…いけるかもしれない…っ！