ぱぱ ページ10
桃side
デビューする前からお世話になってた
はまちゃんのお姉ちゃんが
産婦人科で働いてることは知らなかった。
あれからまた一週間が過ぎて、
やっと2人の休みができた。
車を走らせて、
産婦人科にやってきた。
裏口からはまちゃんのお姉ちゃんが手を振っている。
紫「ごめんな、いそがしいとこ」
姉「ええのよ、気にせんと。
望くん、心配せんでええからね。」
昔から、お姉さんの包容力ある雰囲気が
大好きやった。
今日も、少し安心できる気がする。
診察室に入って、
先生に今まであったことを話した。
先「それは妊娠してる可能性が高いね。」
そう言われて、
テレビなんかでよく見る
ジェルみたいなのをお腹に塗られた。
そして、何か機械でお腹をなぞられる。
どきどき。
不安が募り、
はまちゃんと握っていた手の力が強くなる。
先「お、小瀧さん、見えますか？このかげ。
お腹の中に、赤ちゃんがいます。
妊娠3ヶ月ほどですね。」
桃「･･･ほんまに？」
紫「･･･のぞむ？」
気づいたら
俺は涙を流していて。
多分それは、
嬉しさと、
恐怖と、
不安。
全てが入り交じった不思議な感覚で。
でも多分、嬉しさがいちばん大きいような。
桃「ありがとうございました。」
建物から出て、
はまちゃんと手を握る。
はまちゃんは俺のお腹を撫でて、
紫「ほんまにこの中にひとつの命が宿ってるんや
な。」
そう言って、微笑んだ。
これから、仕事のことや生活のこと、
色々不安はあるけれど、
紫「のぞむ、幸せになろうな。」
いけめんなパパとの、
幸せな毎日しか頭に浮かんでこないんだ。
桃「はまちゃんはこれからぱぱやな。」
紫「なんや、照れるなぁ笑」
帰りは、
はまちゃんの運転する車の助手席で
口を開けて、あほ面で寝たらしい。
赤ちゃんのためにも、
休養は必要やからね笑
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うみ(プロフ) - 那奈さん» 優しいコメントありがとうございます！ (2020年3月4日 9時) (
レス) id: f7bfafa34d (このIDを非表示/違反報告)
那奈(プロフ) - この作品とても面白いです！頑張りすぎずに更新してくださいね！楽しみにしてます！ (2020年2月24日 20時) (レス) id: 3327f3852f (このIDを非表示/違反報告)
うみ(プロフ) - kazuさん» ありがとうございます！！受験生なので息抜き程度で更新していくので不定期＋亀更新ですが嫌にならずに呼んでくれたら嬉しいです！ (2019年12月11日 16時) (レス) id: f7bfafa34d (このIDを非表示/違反報告)
kazu(プロフ) - この作品大好きです！更新頑張ってください！ (2019年12月7日 13時) (レス) id: 721bd2a890 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うみ | 作成日時：2019年10月3日 14時
