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もしかしたら当たり前なのかな。
私がよく知らないだけで、すごく痛そうだったけれども、執事の仕事はああいう感じなのか。
物騒だなあ。私、マフィアやそこら辺のお嬢になった記憶は無いけれど。
本当に私何も知らない。友達もいないし、私みたいな家柄は学校に行かないで家で勉強するものらしいから、肌もすっかり白くなっちゃって。
両親だって海外に行ったっきり。私の世話やらをエミくんに任せて。昔はすごく優しかったのに。
「お待たせいたしました」
「おそい！嘘だよ、ねえゲームしよう」
「日本史が終わったら、ですね」
「ウぇ、分かったよ」
いつもいる家庭教師は、正直わかりづらい。
私が間違うとこを、なんで間違うんだろうってため息つくからヤだし。
ファッションセンスダサかったし！蛍光色のズボンに赤チェックのシャツなんか着ちゃってさ！嫌い！
「手ぇ止まっとりますよ」
「えぇ？あーあーすみませんね」
エミくんのがやっぱいい。
ノートの隅っこに落書きをしたら、くすり、と笑われた。なんだい。
「執事ってみんなあんなんなの？」
「あんなん？ああ、そうですね」
「でも犯罪じゃないの」
「ええ、大丈夫ですよ。」
まあ、そうか。
エミくんが言うならそうか。
「Aお嬢様はやっぱり……」
「笑わない！クビ、切っちゃうよ！」
「私がおらんなって困るんは誰ですかね」
「ワタシ」
「正解です」
まあ事実。
何も知らない私に色々教えてくれたのはエミくんだ。孤独な私の傍にいてくれるのは。
「エミくん」
「はい」
「いつもありがとうね」
「…いいえ、どういたしまして」
本当に鈍いのか鋭いのかわからんヤツ。
横顔をじっと見つめても不思議そうに首を傾げる。
そういうとこも好きだけどね。
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さかなしょこじゅん - 令霊さん» ありがとうございます！！！！！とっても嬉しいです。ぼちぼちまた更新してまいります！！！ (5月7日 21時) (
レス) @page32 id: 2941b15b39 (このIDを非表示/違反報告)
令霊(プロフ) - 前作のしきからずっと大好きな作品です。気が向いた時にでものんびり更新してくださると嬉しいです。 (5月5日 23時) (レス) @page11 id: 3183f8a143 (このIDを非表示/違反報告)
さかなしょこじゅん - 田中さん» 思った以上に想像で補って頂けて嬉しいです！笑 分かります、具体的に何がいいかって聞かれるとわかんないんですけどなんかいいですよね。なんか。 (11月24日 7時) (レス) id: 2941b15b39 (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - ciくんのやつで主ちゃんが56されちゃったあとに、スパイが発見されて優秀なコマがひとつ減らされることまでが計画的犯行だったとか、あと数日56すのを待てば助かったのかとか自責の念でciは苛まれて欲しいですね…、そういうの好きです^_^ (11月24日 2時) (レス) @page11 id: d6054e066b (このIDを非表示/違反報告)
さかなしょこじゅん - なんも思いつかねえ (11月21日 0時) (レス) id: 2941b15b39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかなしょこじゅん | 作成日時：2023年11月11日 0時
