笑えん／sha ページ18
「ばいばーい」
待って！と叫ぶも、虚しく。
体育倉庫の鍵をがちゃり、かけられた。
要するにいじめられている。
小さい頃から顔見知りのシャオロンさんはどうも私のことが気に入らなかったようで、あの手この手で私を苦しめたけど、いじめっ子仲間も居なかったみたいで効果は微妙。
それを見かねてとうとうこんな、犯罪まがいのことを。
「た、たすけて！！」
返事は無い。ドアを叩きまくる。
「おりゃあ！！」
扉を破壊しようとしたけど、もし壊したら私が弁償することになるかも、とよぎって本気出せなかった。
力及ばなかったのではなく、あんなクソヤローのために金は出せんということである。
「はぁぁぁ」
多分３年くらい経った気がする、体感の話。
絶対にそんなことはないのだけれど、空気が薄い気がしてきた。死期がちけえのか。
もういいか。考えるのもダルいし、寝よう。
マジで許さない、シャオロンクソ野郎の顔だけはしっかり脳裏に焼き付けて。
「お、おい、Aの根性無し」
遠くで声がする。
眠い、身体中が冷えて痛い。
「え？…おい、嘘やろ、起きろや」
瞼が重い、どこも動かない。
冷え固まって私、死んだみたいに動けない。
「へ、あ、Aちゃ、なん…ごめ、」
シャオロンのクソ野郎の声か、聞きたくない。
「や…嫌やAちゃん、冗談やろ、そんなつもりじゃ」
うるせえな、寝返り打って耳を塞いで縮こまる。
すると震えた声で小さく何回かあ、あ、と聞こえてより一層耳を塞ぐ手を強める。
「あ、ああー！なんやねん！ホンマに、世話かけんなや具図！」
「………」
「生きてんなら返事せーやカス！あー、ほんまなんなんよお前！」
「うるさいよ！！」
目玉だけ動かしてシャオロンの方を見れば、慌ててふい、と顔を逸らした。
いや、お前こそなんだよ。
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さかなしょこじゅん - 令霊さん» ありがとうございます！！！！！とっても嬉しいです。ぼちぼちまた更新してまいります！！！ (5月7日 21時) (
レス) @page32 id: 2941b15b39 (このIDを非表示/違反報告)
令霊(プロフ) - 前作のしきからずっと大好きな作品です。気が向いた時にでものんびり更新してくださると嬉しいです。 (5月5日 23時) (レス) @page11 id: 3183f8a143 (このIDを非表示/違反報告)
さかなしょこじゅん - 田中さん» 思った以上に想像で補って頂けて嬉しいです！笑 分かります、具体的に何がいいかって聞かれるとわかんないんですけどなんかいいですよね。なんか。 (11月24日 7時) (レス) id: 2941b15b39 (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - ciくんのやつで主ちゃんが56されちゃったあとに、スパイが発見されて優秀なコマがひとつ減らされることまでが計画的犯行だったとか、あと数日56すのを待てば助かったのかとか自責の念でciは苛まれて欲しいですね…、そういうの好きです^_^ (11月24日 2時) (レス) @page11 id: d6054e066b (このIDを非表示/違反報告)
さかなしょこじゅん - なんも思いつかねえ (11月21日 0時) (レス) id: 2941b15b39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかなしょこじゅん | 作成日時：2023年11月11日 0時
