南の島で ページ3
?「あの家にも妊婦がいるぞ!!!」
?「あそこの家にもだ!!!」
家への帰り道の途中。
ドタバタと隣を走り去っていく海兵。
顔を見られないように私は
フードを深く被り直して俯いた。
海兵はお腹の大きくなった妊婦をどこかへ
連れて行く。
旦那がいたってお構い無し。
急いだ方が良さそう…
そう思った私はルージュのいる家へ駆け出した。
━━━━━━━━━━━━━━━
「ただいま〜」
ﾙｰｼﾞｭ「おかえりなさい。
お買い物行ってくれてありがとう。」
荷物をテーブルの上に置いて
部屋に入ればルージュはゆらゆらと
揺れる椅子に座ってた。
最近のルージュの定位置。
そこからは窓から外も見える。
ルージュの視線の先には
海兵に連れていかれる妊婦がいた。
ここからじゃルージュの表情は見えないけど
ゆっくりと揺れながら手はずっとお腹をさすってる
「だいぶ大きくなったね。」
ﾙｰｼﾞｭ「えぇ、今にも出てこようと動くの。
でも、まだ。まだもう少し…」
私の声に嬉しそうに笑いながら
お腹に声をかける。
私のお母さんは私を産む時に死んじゃったから
記憶なんて全くないけど、
こんな感じだったのかな。
そんな姿をほのぼのと眺めてたんだけど…
ﾙｰｼﾞｭ「そうだ！ねぇA。
私と写真を撮りましょう!!!」
パッと私を見たと思ったらそんなことを言い出す。
「えぇ…嫌だよ…」
ﾙｰｼﾞｭ「いいじゃない！1枚だけ！ね？お願い？」
そう言って甘えるようにねだられた。
可愛い女の人にそんなことされたら
断れないじゃん…
「分かった。1枚だけだよ。」
諦めて言えば嬉しそうにお礼を言われた。
この夫婦の頼み事に私は弱いらしい…
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apple - ｋｕ (2019年7月3日 0時) (
レス) id: 2d481616a3 (このIDを非表示/違反報告)
氷梨和真（ひょうりかずま）(プロフ) - 何度もすみません……教えて下さりありがとうございます。これからも確認していきます。 (2019年6月13日 19時) (レス) id: 4a64773979 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい。連続だと悪質だと思われても仕方ないですよ。ご確認下さい (2019年6月13日 18時) (レス) id: 8c679bf518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷梨和真 x他1人 | 作成日時：2019年6月13日 18時
