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目標地点に合流すると、他のΛ破壊メンバーは既に集合していた。
「A！！」
心底安心したような声で名前を叫んだのはノーマン。
所々傷のあるAをぎゅう、と抱きしめた。
「全く・・・・。戦闘要員じゃないのに、何で一人で行動する作戦立てるかなぁ。背中、引っかかれたでしょ？ 」
「だって、銃使うの私しかいないじゃん。使わない人達に迷惑掛けたくないし。」
「でも「喧嘩は後だ、ボス、A。まず、ここを出る。」・・・・あれ、”お兄さん”は？」
Aはあたりを見るが、スミーらしき人物が見当たらない。
口をゆっくり、重そうに開いたのはヴィンセントだった。
「・・・・・・ラートリー家に殺された。この混乱に、向こうが乗じたんだろう。」
「！？」
「くっそ、利用された・・・・・！！！」
ヴィンセントの言葉に、綺麗な顔をしたノーマンとAの顔がゆがむ。
涙を数粒流してから、比較的落ち着いていたAは、目をこするといつもの顔に戻っていた。
「・・・・・切り替えよう。後はもう、ここを爆発させるだけだ。A。君の目が必要だよ。」
「・・・・・うん。」
Λの施設内から出てしばらく行くと、Λの施設全体を見渡せる高台に出る。
スミーが調べてくれていたから知った場所だ。
恐らく、研究員の誰も知らない場所。
ここから施設まで直線にして約500ｍだった。
Aはスナイパーを一点に定めた。
「銃弾はここで作ってる。そのための爆薬庫の場所があそこだ。」
「A、ここから狙うってのかい！？その銃、スコープついてないだろう！？」
「うん。・・・・・・私なら、できる。」
バーバラの声を聞きながらAは片手でスナイパーを爆薬庫に向ける。
静かに、でもブレることなく、右手はまっすぐ伸ばされていた。
そして。
パアン
ばああああああんっっっ！！！！！！
銃声の後に響く、より大きな爆発音。
新型農園Λ7214は爆発した。
5人の被検体及び食用児達によって、破壊されたのだった。
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フィルア(プロフ) - 道端のマカロンさん» コメントもご指摘もありがとうございます・・・・！修正させていただきます！！完結まで見守っていていただけると嬉しいです！ (2021年11月18日 14時) (
レス) id: 12393e8720 (このIDを非表示/違反報告)
道端のマカロン(プロフ) - 一気読みして、お気に入り追加させていただきました！次の投稿楽しみにしています！それから、｢ミネルバ｣ではなく｢ミネルヴァ｣が正しい名前ですよ〜(´▽｀ ) (2021年11月15日 18時) (レス) id: 785eafa2ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：フィルア | 作成日時：2021年10月5日 17時
