不 良 学 校 .【HQ】

転校して40日目 ページ45

Aside




＿＿＿＿今､私の目の前には黒髪の男がいる。



くるくるオレンジ頭くんはその隣で「なんだよー影山ー！！話の途中だったんだけど！！！」などと騒いでいる。




『(…この男は"かげやま"っていうのか)』







なんて。







…そんなどうでもいいことを考えてしまうのはきっと現実逃避したいから。








先ほど、"かげやまさん"に「おい」と声をかけられ逃げることが出来なかった私。



私の右手はかげやまさんにがっちりと掴まれており､女の私じゃ振りほどけそうにない。



このような状況が1分ほど続いた。




たったの1分かもしれないが､私にとっては長い長い1分間だった。




このような状況の中､かげやまさんは言葉を発した。









かげやま(？)「お前､猫のこと知ってんのか」








烏のような鋭い目つきで私を睨みながらもそう問いてくるかげやまさん。





＿＿＿＿＿だけどね。





『＿＿＿＿＿＿＿いいえ。』





『って言ったらどうする＿＿＿＿＿？』








私はこれ以上厄介事には巻き込まれたくないんだ。



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体育祭終わったあああああ！！

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