ちょっと。そこの・・ブルー。(ymxin)

＝ぷんっ・４＝ ページ4

その後のライブ中は、ずっと不安で・・。

でも、頑張らなくっちゃ、みんな見に来てくれてるんだもん。

頑張らなくっちゃ。がんばらなくっちゃ。

・・でも、気持ちがとっても

ぐらぐら・・ふあんてい。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




ライブを終えて、

１人..シャワーを浴びて楽屋に戻った。



ドアを開けたら、まだ誰も居なくて・・

「みんな、おっきいお風呂・・行ってんのかなぁ。」

ひとり言を言って、おっきなため息をひとつ。


「はぁ――――。」


もそもそと自分の荷物をまとめて

帰り支度をする。




気まずいから・・さっと帰れるようにしとこぅ。

・・でも、みんな集まったら・・

ミーティング・・するかなぁ？

そしたら、山田に近付かないように

離れたトコに座ろぉ・・。



パイプ椅子にドサッと座って

靴を脱いで、椅子の上で体育座りをした。



「はぁ。つかれちゃった・・なぁ。」



どーして、あんなコト言うの？

・・山田のばかぁ・・。

ぷーんだっ。もう、しんない。


おれを、どうしたいのぉ？

・・どうしたらいいの？

悲しいし・・くるしい。

でも・・泣くなんて、バカみたい。

泣かないもん。くやしいからっ。

ぐっと気合を入れて、おれ、ガマンした。

膝に顔埋めて、ぎゅーっと縮こまった。


「う〜〜〜〜。」



そんな、おれに・・

バタバタと急いで走って来る足音が聞こえて

＿＿＿＿勢いよく楽屋のドアが、バンっと開いた。



「いのちゃんっっ。」



ハァハァと息を切らして走って来た山田は

急いで、おれが体育座りしてる椅子の前に来て

立膝をついて、まっすぐ・・おれを見つめた。


＿＿＿＿＿。



ぷいっと横を向いて何も言わないおれに

山田は、おれの手を握って

「いのちゃん、ごめん。
　そんな、怒んないで？仲直り・・させてよ・・？」



やだ。・・やだ・もん・・。


おれは、ぷいっと横を向いたまま

「やだっ。・・仲直りって・・なに？
　ＭＣの時、なんだったの？・・ほんとにひどぃ・・
　ひどいよ・・山田。」


「・・いのちゃん？」


「ぷーんだっ。どうせネタでしょ？
　みんなにもベタベタして・・そうゆうのファンの
　子が喜ぶからしてる・・やつでしょ？」


おれは膝に顔を埋め


「もう、いいから・・あっち行ってっ。
　もう、やだ。やだもん。き・らい・・。
　あかなんて・・きらいっ。」

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