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何かを感じ取ったツナの匣アニマルであるナッツは、我先にと城内へ走り出した。
彼を追って、ツナを先頭に城の中へと侵入する私たち。
寒い……。何か冷たい空気が城内を支配している。私はそれを肌で感じていた。
「ガウッ！！」
ある扉をがりがりと引っ掻くナッツ。
本能だろうか。中に炎真がいることをすでに気づいているようだ。
「ナッツも早く炎真に会いたいよね。……私も会いたいよ」
私は扉の前でしゃがみ込み、ナッツを撫でてやると、嬉しそうに目を細めた。
そんな彼を見て、私は微笑んだ。ゆっくりと腰を上げて扉に手を添える。
「開けるね」
「俺が先に行くよ」
私の言葉に、ツナはそう返答した、
扉に添えていた私の手を包むかのように、上に手を置いたツナ。
そのまま彼は力を入れ、その扉を開けたんだ。
奥の玉座に座る白髪の少年。
その玉座の隣に立つツインテールの少女。
私は彼らを知っている。
ナッツが一目散に白髪の少年を目指して走った。
その少年に近づいた瞬間放たれた殺気。それに怯えたナッツは近づくことをやめる。
「コロ…ス……」
奥から微かに漏れた声。
不気味なそれは、一瞬私の心臓を強く強く握りしめた。
「エンマ！俺だよ！！」
「………」
ツナがそう言うも、白髪の少年は口を開かない。
目は私たちのことなんて見ていない。ただひたすらに殺気を放ち続けている。
「お前も見たはずだ！！
シモン＝コザァートはボンゴレ�祇い卜∪擇蕕譴討い覆�ったよ！！」
ツナの熱烈な訴え。
それさえも、今の炎真に届くことはないのだろうか。
「シモン…コザァート……。
ボンゴレ…プリーモ…ガ…コロ…シタ」
「な…何言ってやがる…」
途切れ途切れで言葉を紡ぐ炎真。その内容は、真実なんて見えちゃいない。
そんな彼に向かって、獄寺はかすれた声でそう漏らす。
「コザァート…マミ…ミンナ…、ボンゴレ…ガ…コロシ…タ…
ツナヨシ…ガ……コロシタ」
彼の放つ炎圧が上昇していく。
来る！！
そう思った瞬間、槍が地を突き刺す音が大きく響き渡った。
「まだ貴方の出番じゃないでしょ？」
「なのか…」
「久しぶりだね、A」
にやりと妖艶な笑みを浮かべるのは、友達になったはずの海辺なのかだった。
地に刺さった槍を引き抜く。あんなか弱そうな腕にそんな力があるのか。
きっと私は今から、貴方と誇りをかけて戦うのでしょう？
負けた方が、投獄だなんて。
私たちに課せられたものはとても残酷だった。
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愛鞠_あいまり_(プロフ) - なっちゃんさん» いや、どっちぃー！！(ガーン)なるほど。そういうことですか！納得しました！いえいえ、ただ単に気になっただけですのでお気になさらず。あと様付けもやめてくださると(((( (2020年3月25日 0時) (
レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - 愛鞠_あいまり_さん» そんなに前から……。感激です涙が止まりません！（泣いてない）実は宇宙の炎、外からの衝撃には強いのですが、内から来るものには効かないのです…。（病気、けが、呪いなどなど）愛鞠様のおかげで設定を見直すいい機会ができました！有難うございます(^^)/ (2020年3月24日 22時) (レス) id: 0a80c5c44f (このIDを非表示/違反報告)
愛鞠_あいまり_(プロフ) - 4年前から愛読しております。こんなに経ってるのに初コメですみません。ふと気になったのがありまして、宇宙の炎が無効化なら呪いを無効化できないのかなって思ってしまいましたww (2020年3月21日 20時) (レス) id: ef3cf9b79e (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ありがとうございます(*- -)(*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2020年1月13日 23時) (レス) id: f011f41edf (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - りんさん» 時間ができたときは書いていきますね！はあっ…そのようなお気遣いまで！りん様もお体ご自愛下さい(^^)/ (2020年1月13日 23時) (レス) id: 0a80c5c44f (このIDを非表示/違反報告)
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