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夜はBarになるBRIGHT。



照明も控えめで大人の雰囲気
ついでにあの可愛い直人さんも大人になる。


これがまたイケてんの!
臣さんには全然負けてるけど(笑)




カウンターには、臣さんがいるから女性陣がズラーっと並んでて
まぁこれは隆二さんの時もなんだけど、隆二さんは天然ちゃんだからここまでの甘い雰囲気にはならないんだよね。

臣さん優しいからさ、一人一人のお話聞いてあげたりして、教祖様みたくなってるし(笑)




『臣、わりぃな』



隆二さんがカウンターに入って、臣さんと交代。



私はラストまでなんですかぁ?(泣)



臣さんがさっさと裏に引っ込んで…
私は洗い物したりグラス拭いたり




『あれー?今日はあの可愛い男の子いないんだ?』




『あー、今日は休みですね』




私が答えると、なぁーんだってあからさまにがっかりしたお姉さま達



すみませんね、可愛い男の子じゃなくて!




ムッとして、ゴシゴシとグラスを拭いていると、隣で隆二さんがクスクス笑ってんの。

ムカつく!





ラストまでかなって思ってたけど、直人さんもそこまで鬼畜じゃなかったみたいで




『A、おつかれ!もうあがっていいよ』




そう言ってくれたのは、時計が22時を少し回ったところだった。




『はーい。お疲れ様でした!』




『『気ぃつけて帰れよー』』




お二人さん、ハモってるけど、全然感情こもってないじゃん(泣)


別にいいけど……




裏口から出て、らぶちゃんに跨がって
さぁ帰ろうとしたら、目の前に昼間のリーマンが立っていた。





『Aちゃん、こんな時間まで働いてるの?』




『え?あ…今日はたまたま…』





『遅いし、危ないから送ってあげるよ』





『全然大丈夫なんで!』




すぐに走り去りたいのに、ハンドルをグッと持たれて動けない。




どうしよ…




お店に戻ろうと思った時、後ろから声をかけられた。





『何してん?離したりーや』





『や、山下さん…』




振り返ると、怖い顔をした山下さんが立っていた。

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作者名:花梨 | 作成日時:2018年10月1日 0時

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