壊れかけの世界に呼ばれし神の愛し子３【まほやく】 (ページ7)

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102話※変更ページ7

カイン「オズと北の魔法使いはいないが、アーサー様に続いて、俺たちも中央の都に向かおう。
みんなに出発の準備をしてもらわないと。」

『そうだね。(はぁ結局、お小言かなぁ)』

クロエ「賢者様、賢者様!お客さんが来てたから連れてきたよ!」

『ありがとうクロエ。
所でお客様？？』

Aは気を取り直し、クロエにお礼を言いながら首を傾げた。

クロエ「どういたしまして！
ん〜、俺もよく分からないけど、お城から来た人だって。」

使者「み、都からの使者でございます。

アーサー殿下のご指示で、準備が整わぬため、出立は待って欲しいと。」

カイン「そうか。王都も大変な騒ぎだろうしな。」

『それなら、いつくらいに出発すればいいかな？』

使者「明後日か、明々後日か......。準備が整い次第、改めて使者をよこします。

それまで、ごゆるりと」

『うん、わかった。ありがとうね。

それじゃあ、みんなでしばらく魔法舎で待ちますか。』

そういい、各自自分の部屋へ戻る人もいれば、食堂に向かう人もいた。

かくいうAは自室へと戻り、渋い顔をする。

『パーティにパレード…
はぁ、鬱だぁ。行きたくないよぉ。

でもなぁ、パーティのお酒は美味しいし行きたい…』

そう、自分の欲と葛藤していた。

パーティは身なりとか作法とか色々大変で苦手であるが、そこのお酒はかなりいい物ばかり出るのだ。

すると、ノックする音が聞こえた。