140話 ページ45
オズ「中央の魔法使いオズだ。これで賢者の魔法使いは揃ったはず。
中央の国王の弟よ。他に不服があるなら申してみよ。」
ヴィンセント「……。」
オズに正面から見据えられて、 ヴィンセントが逃げるように目を逸らす。
ヴィンセント「……心から歓迎する。」
苦々しげなヴィンセントの声に、 広間の人々がほっと安堵の息をついた。
そしてグラスを掲げて、 ムルが笑う。
ムル「それじゃあ、パーティを続けよう!」
わあっと歓声が続いて、 広間は再び明るい活気が戻っていく。
アーサーが笑顔を広げて、オズのもとまで駆け寄っていった。
アーサー「オズ様! ありがとうございました!」
オズ「……。」
オズは黙ってアーサーを見つめると、素っ気なく目をそらした。
オズ「おまえに礼を言われる所以もない。」
アーサー「はい。 わかっております。 ですが皆、喜んでくださいました。」
オズ「……。
賢者よ。」
オズはAを呼ぶ。
その声にAはびくりと肩を震わせ、背筋を正した。
オズ「役目は果たした。」
『……』
Aはそのままぺこりと頭を下げた。
こうして初めて、 魔法舎の魔法使いが全員揃った。
多少の緊張感は残しつつパーティは表面的には楽しく続いていた。
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雪女 - 更新楽しみにしてます (3月6日 19時) (
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佐倉紗南 - ドキドキしました!更新頑張ってぐださい！楽しみに待ってます! (11月20日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (11月19日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - ドキドキしました!更新楽しみに待ってます！ (11月17日 23時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (11月16日 23時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ういろー。 | 作成日時：2023年10月21日 21時
