98話 ページ3
オズ「……。」
アーサーの訴えも空しく、 オズは雪のように、 消えてしまった。
Aたちだけが、美しい世界に置き去りにされる。
アーサー「オズ様………。」
カイン「肩を落とさないでください、アーサー様…。
いつか、 和解できるはずです。」
『そうそう、今日はたまたまオズの虫の居所が悪かっただけかも、ね？』
アーサー「……ありがとう。」
リケ「役目から 逃れられないなんて······。
こんな風に穢されたままで、大司祭様になんて言えばいいの.......」
鮮やかな青い空に、凍った空気がきらきら輝いている。
オズの説得に失敗してしまった。
言葉もなく立ち尽くしたアーサーの顔が、 痛々しかった。
その時、遠くから、 地響きのような音が聞こえた。
リケ「この音はなんですか......?何かの鳴き声？」
険しい眼差しで、あたりを見回していたカインがAたちの腕を引く。
カイン「魔法舎に戻ろう。 早く。」
『そ、そうだね。』
カイン「アーサー殿下。 貴方も。」
アーサー「…あぁ。」
力なく顔を上げたアーサーが、 石になったようにぎしりと動きを止める。
澄んだ瞳を見開いて、 彼は窓の外を凝視した。
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雪女 - 更新楽しみにしてます (3月6日 19時) (
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佐倉紗南 - ドキドキしました!更新頑張ってぐださい！楽しみに待ってます! (11月20日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (11月19日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - ドキドキしました!更新楽しみに待ってます！ (11月17日 23時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (11月16日 23時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ういろー。 | 作成日時：2023年10月21日 21時
