96話 ページ49
カイン「ああ、そうだな.....。
前に来た時は悪天候だったが、晴れた北の国はとても美しいな。」
アーサー「嬉しいな。私にとっては、第二の故郷のようなものだから。
賢者様。 あの山脈を超えると、海のように大きな湖があります。
そこをさらに超えた、高い山の果てにオズ様の……。
…っ。」
リケ「わ……っ」
ふいに、強い風が吹き付けた。
カインがAを庇って、 剣の柄に手をかける。
不自然な風は、 魔法使いの存在のしるしだとAもわかってきた。
風がやわらぐと、そこには長身の人影があった。
オズだ。
オズ「このような辺境へ何をしに来た。帰れ。」
厳しいオズの声に、みんな凍えたように動けなくなる。
それでも、 アーサーは必死に訴えた。
アーサー「オズ様、お話を聞いてください。」
オズ「帰れと言っている。」
アーサー「オズ様、アーサーです。昔よりも背が伸びてしまいましたが、育てて頂いたアーサーです」
オズ「……」
アーサー「長い間、お便りも出来ず申し訳ありませんでした。 どうか不義理をお許しください。
もし、もしも……、私のことが許せなかったとしても、この者たちの話に耳をお貸しください。
オズ様の力をお借りしたいのです。」
かすかに震えるアーサーの声。
カインも心を動かされた様子で、アーサーの肩を抱きながらオズに訴えかけた。
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佐倉紗南 - ドキドキしました!更新楽しみに待ってます！ (10月22日 0時) (
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佐倉紗南 - ドキドキしました!更新頑張ってぐださい！楽しみに待ってます! (10月21日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (10月20日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (10月19日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - すごく良かったです!更新楽しみに待ってます! (10月18日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ういろー。 | 作成日時：2023年10月7日 11時
