84話 ページ37
レノックス「······ 俺は多分、知り合いだと思います。」
ずっと沈黙していた、レノックスが、表情を変えずに言った。
ファウストを見つめたまま、 席を立ち上がる。
椅子の足がテーブルクロスを踏んで、お皿が床に落ちそうになっても、 レノックスは気に留めなかった。
レノックス「建国の英雄ファウスト様。あなたの下で戦っていた魔法使いのレノックスです。
あなたを探していました。」
ミチル「そうなんですか!?」
ルチル「そうだったんですか!?」
『(え、そうなの…)』
兄弟が同時に驚きながら、床に落ちかけたお皿をつま先で受け止める。
そして、Aはヒトは見かけによらないことを知った。
我に返ったように、 レノックスが振り返る。
レノックス「……拾ってくれてありがとう。
そんなに驚かなくても。」
ミチル「だって、 昨日まで、普通の羊飼いだと思ってたのに歴戦の戦士だなんて言われて......。」
ルチル「人探しまでされていただなんて······。水臭いじゃないですか。
お話してくださればいいのに。」
ファウストの方は、一瞬で不機嫌になっていた。
ファウスト「……人違いだ。」
レノックス「ファウスト様……。」
食い下がろうとしたレノックスさんが何かを言う前に、双子がため息をつく。
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佐倉紗南 - ドキドキしました!更新楽しみに待ってます！ (10月22日 0時) (
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佐倉紗南 - ドキドキしました!更新頑張ってぐださい！楽しみに待ってます! (10月21日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (10月20日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - 続きを早く見たいです! (10月19日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉紗南 - すごく良かったです!更新楽しみに待ってます! (10月18日 0時) (レス) id: 15080ca098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ういろー。 | 作成日時：2023年10月7日 11時
