壊れかけの世界に呼ばれし神の愛し子2【まほやく】 (ページ22)

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69話ページ22

アーサー「ええ。

人と魔法使いの交流の前に、魔法使い同士の交流が必要だと思うのです。

合コンとは出会いを祝福する宴です。

今夜にとてもふさわしいと思いませんか?」

『なんだか楽しそうだね』

アーサー「良かった!

では、早速、合コンをしましょう。賢者様は合コンはお好きですか?」

『ん〜、宴は好きだよ。
いつもみんな騒がしいくらい楽しそうだしね。

あと、お酒も美味しいから。』

2人は合コンの意味を分からず使っており、大変お見苦しい事になっていると思うが仕方がない。

2人とも前任の賢者の世界の言葉を知らないのだから。

こうして、合コンという名のミッドナイト・ティーパーティーが行われることになった。

賢者の書に、魔法使いは

出身地によって性格が違うとあったので、出身地順に並んでもらうことにした。

同じ地域の人達の中は、知り合いも多いみたいだった。

Aはやっぱり、世の中狭い者なのだなぁと1人で感銘を受けていたのは別の話。

アーサー「中央の魔法使いアーサーだ。
カインとは以前会ったことがある。」

カイン「俺は中央の国の騎士でした。
こうしてお会いすることが出来て光栄です。」

リケ「中央の魔法使いリケです。

神の使徒として、教団の教えを伝えてきました。
あの、責任者の方はどなたですか?」

Aはリケの「神の使徒」と言う言葉に驚く。
ここにも神様がいるのなら少し会ってみたいとも思った。

カイン「賢者様は来たばかりだしな。」

『まぁね、この世界に来てまだ1日経ってないし…』

シャイロック「最長老ということで、
スノウ様とホワイト様ではないですか?」

スノウ「年寄りに責任押し付けるなんて感じ悪う。」

ホワイト「責任取らないように、のらくらしてきたから長生きなんですけどぉ。」

スノウとホワイトは少しむくれ文句を言っている。