フィールドに降り立つサッカー少女 ACT 1【オリオンの刻印】 (ページ46)

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46話入りずらい空気ページ46

どうしよう。とても入りずらい。

扉の前ではみんなが喜びあってるし、豪炎寺さんの件にしてもちょっと戸惑いがある。

扉開けた瞬間「は？」みたいな空気で来たら嫌じゃん？
分かる？

私が扉の前を行き来していると目の前の扉が開いた、

「おうふ…」

「あ！A！」

「明日人くん…」

なんてバッドタイミングなんだろうか。
みんなの視線は私に向いている。

何か一言言わなければならないのかコレ？

「えぇと、1試合目お疲れ様でした…？」

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その後、合宿所へと戻りお菓子作りに励んでいた。ヨネさん達が。

スタジアムでは皆から質問やなんか、プレーがすごいなど賞賛されていた私だが、部屋で1人悶々としていた。

あんな試合の後にペクさんからあんなこと言われたら余計に怖くなったんだ。

『お前が思うような綺麗で楽しいサッカーが出来ると思うなよ。』

「綺麗は分からないけど、私が楽しみにしてた楽しいサッカーじゃなくて
これからはあんなサッカーをしなくちゃいけないの？」

ダメだ手が震える。

豪炎寺さんのような怪我やそくさんのラフプレー

思い出すだけでいつか私もこうなるんだろうという恐怖が襲ってくる。

そうだ、一人でいるからこんなに考えるんだ。

「もっとちゃんとしなきゃ！」

私は気合を入れるために頬を軽く叩き、部屋を出た。