フィールドに降り立つサッカー少女 act2【オリオンの刻印】 (ページ10)

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60話笑うか心配するかどっちかでページ10

翌日、ミーティングルームへとみんなは集められる。

「ねむ…」

昨日は必殺技ができ嬉しすぎて眠れなかったのだ。
そして、ミーティングルームに行く途中に風丸さんに合った。

「眠そうだなA」

「風丸さん…
まぁ、昨日色々あって眠れませんでしたから」

色々のところは割愛し、自販機で買ったオレンジジュースを飲む。

「っっ！！」

私はむせ返す。

「……大丈夫か」

風丸さんは肩を震わせながらそう言った。
笑うなら思いっきり笑って欲しいな、すごく恥ずかしいんだけど。

そう、このジュースかなり酸っぱいのだ。
おかげで眠気も覚める。

「笑うか心配するかどっちかにして欲しかったです。」

「悪い悪い」

まだ笑ってるじゃん。

「風丸さんなんか嫌いです…」

「だから悪かったって」

私は不貞腐れながら一緒にミーティングルームへと向かった。

次の対戦相手は…オーストラリアか。
オーストラリアの選手のプレー動画を見るために集められたのだが…

『しゃちょさぁん、ここハワイじゃないネ』

とても美人な女性が映っていた。
え？

突然の美女の画像に私は口を開いた。

「美人な人だねぇ」

「そういうことでは無いと思うけど…」

隣にいる氷浦くんに冷静に突っ込まれる。
でも、ガングロは嫌だけど、美人で羨ましい。胸もあって…

私は自分のと比べてガッカリした。