フィールドに降り立つサッカー少女 act2【オリオンの刻印】 (ページ22)

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72話独創的な名前ページ22

サッカーは楽しいものだって教えてくれたのに初めての大会はあんな結末で終わっていった。

そのとき、ボールが勢いよく飛んできた。

「ホントにつまらないねっ！」

「っ！」

咄嗟の判断で私はトラップでボールを止める。

「なーんだ、やっぱり止めれるじゃん。」

「……たまたまだよ。ほんと疑深いよね…」

私はそのボールを力無くけって少年に返した。
そこへ氷浦くんたちがやってくる。

「君の名前…無敵ヶ原富士丸は間違いなく偽名だ！」

「え、偽名だったの？」

「俺に聞くな」

私はおちゃらけて、風丸さんに聞く。
冷たい。ぴえん。

まぁ、その扱いのおかげで少し気持ちは楽になった。

「へぇ、その根拠は？」

「それなら君が釣りをしていた湖畔だよ。」

氷浦くんは船の方に指を指した。

なるほど、［無敵ヶ原停泊所］と船の名前［富士丸］から取ったのか。

「君は何がしたいんだ！」

「聞いてばかり居ないでさ、探偵気取るならボクの正体を当ててみたらどうだい？」

このショタどーっかで見た事あるような既視感を覚える。
ん〜、この雰囲気どっかで見たことあるよーな。

どこだったっけ？
私もとうとう物忘れ激しくなったかな…。

「とにかく、今日も楽しかったよじゃあね」

そういい満足そうにショタはまた姿をくらました。