フィールドに降り立つサッカー少女 act2【オリオンの刻印】 (ページ19)

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69話 1つくらいスナックが欲しいページ19

皆というのは、風丸さん、吹雪さん、氷浦くんに明日人くんそして、剛陣さん。

ホントに私がいるのか疑問なんだよねぇ。

「まぁ、部屋でスマホいじるよりかはいいだろ？」

「最近、風丸さんトゲ多くないですか？」

「そんなことないよ。」

うっ、眩しい笑顔。
はぁ〜本当に鬱。

スーパーに着いたらみんなで必要なものをカゴにどんどん入れていく。

私要らなくない？
なんて思いながらも……

私は魔が差して1つのスナック菓子をカゴに入れようとした。
後ろからどす黒いオーラをまとった人が私の腕を掴む。

「あーと、風丸さん？」

「ダメだ。元あった場所に戻してこい」

「え〜、別に1つぐらい良いでしょ！ケチんぼ」

「ケチんぼじゃない。」

口論という口論では無いが戻してこいの一点張り。

私は不貞腐れながらもそのスナック菓子を元に戻してきた。

「まるで、Aちゃんのお母さんみたいだったね風丸。」

「やめてくれ吹雪、あんなヤツが娘とか絶対いやだぞ。
すごく手がかかりそうだし…」

満更ではなさそうな顔で風丸はそういった。

Aはこんな話しているとは知るよしもなかった。