フィールドに降り立つサッカー少女 act2【オリオンの刻印】 (ページ2)

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52話意外な朝ごはんページ2

「ふわぁ〜、よく寝た。」

まだ寝たい気持ちもあるが朝食の時間もあるはず。
今日もぼっち飯と行きますか。

顔を洗い、いつものようにナチュラルメイクを施す。すっぴんだけは嫌なんだよねぇ。

ジャージに着替え食堂へと赴いた。

「あ、スパゲッティがある…」

今日はいい日になりそうだ。おかげで眠気が吹っ飛んだ。

「あ！Aおはよ！」

「おはようA」

「2人ともおはよう。」

私は朝食を食べながら今入ってきた明日人くんと氷浦くんの2人に挨拶をする。
2人は朝ごはんをとって私の前へ座った。

え？

「なんで私の前に座ったの？
万作くんたちと食べないの？」

「え、だめだった？」

うぐっ、やめろそんな悲しそうな目をするんじゃない。純粋すぎるよ。

「そういう訳じゃないけど…」

私は味噌汁をすすって顔を隠す。
恥ずかしい。

「あ、そうだ今日、豪炎寺さんのお見舞いに行くんだけどAも行く？」

なんだって。
私も言って良い奴なの？

話したことほとんどないよ。
でも、水戸くんの伝言もあるし行くしかないのかなぁ。

「……行こうかな」

「そうだよね！じゃあ後で玄関で集合ね！」

明日人くん達はもう食べ終わったのか片付けてすぐに支度をしに行った。
早いなぁ。

私も最後の一口を食べて食器を片付け、玄関に向かった。