8話 ページ9
「[最高審判官]など、たの仕事に過ぎない。
一人一人自分の「ポジション」があるように、私も特別なわけではない。
それから、多少不本意ではあるが⋯はぁ⋯一応言っておこう⋯。
さっきからずっと、高所の貴賓席からポーズを決めているやつがいる⋯
君たちの目に初めて映った時に、最もかっこいいと思い込んでいる姿を見せたいがためにな。
気付いてやってくれ。でないと、落ち込んでしまうだろうから。」
「フフフッ⋯」
貴賓席から得意げに笑う少女がいた。
「うわぁ⋯水神フリーナ⋯なんかすっごく得意気な表情だな。おまえに見破られたことになんか全然気づいてないみたいだぞ⋯
ていうかっ、何でAはあそこにいるんだ!」
彼女は、魔神フォカロルス____水神フリーナである。
そして、その隣にいるのは正真正銘のAであった。
いくつかの視線に気づくとAは少し気まづそうに手を振る。
「彼女のことは気にするな、私たちは公演に集中しよう。Aもそろそろ自分の席へと座るだろう。」
ヌヴィレットがこう言うと、だんだんと照明が落ちていった。
それと同時にAもフリーナにお辞儀をし、下の席へと移動した。
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ぴーや - 設定がちゃんとしてて没入できます!素晴らしい小説ですね! (2月3日 13時) (レス) @page1 id: 43fc0e4b8f (このIDを非表示/違反報告)
ういろー。(プロフ) - アメさん» コメントありがとうございます。自己満足で書いていた小説なので他の人にも嵌って良かったです! (1月5日 13時) (レス) @page8 id: f9259051cc (このIDを非表示/違反報告)
アメ(プロフ) - 崇拝少女ちゃんとフリーナちゃんの絡みがとても楽しみです!!小説読みやすかったです!無理なさらないように更新頑張ってください!! (1月5日 0時) (レス) @page6 id: a56aa03733 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ういろー。 | 作成日時:2024年1月4日 1時