34話 ページ35
次の日、フリーナが自ら迎えに来てAはフリーナと一緒にパレメルモニアへと向かうことになった。
道中Aは少しお店に寄って、手土産を持っていこうとした。
「これから毎日顔を合わせるのに手土産なんて要らないだろう?」
「ですが初めましての人も居られるので…」
「大丈夫さ。この僕がいるんだから君は堂々と横に居ればいい!
分かったかい。」
「はい。仰せのままにフリーナ様。」
「やっぱり堅苦しい!」
そんなやり取りでヌヴィレットの執務室へと着いた。
「失礼、ヌヴィレット。私に話があるって聞いたんだけど…」
それと同時にヌヴィレットは書類からA達に目を向ける。
「なぜフリーナまでいるんだ。」
「何を言ってるんだい。Aは僕の付き人だぞ?」
「まぁ、その件について来てもらった事だ。話に口を挟むような事はしないでくれ。」
フリーナもそれを承知にソファーに腰をかけた。
ヌヴィレットも対面に座り、Aはフリーナの後ろで背筋を伸ばしたつ。
「A、今から君の話をするんだから座ってもいいんだぞ?」
「いえ、私はこのままで大丈夫です。」
「そうか。君がそれでいいならいいか。」
フリーナは納得しなさそうな顔で、Aが入れた水を飲んだ。
「君たちには悪い話になる。」
「悪い話…か。」
「……」
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ぴーや - 設定がちゃんとしてて没入できます!素晴らしい小説ですね! (2月3日 13時) (レス) @page1 id: 43fc0e4b8f (このIDを非表示/違反報告)
ういろー。(プロフ) - アメさん» コメントありがとうございます。自己満足で書いていた小説なので他の人にも嵌って良かったです! (1月5日 13時) (レス) @page8 id: f9259051cc (このIDを非表示/違反報告)
アメ(プロフ) - 崇拝少女ちゃんとフリーナちゃんの絡みがとても楽しみです!!小説読みやすかったです!無理なさらないように更新頑張ってください!! (1月5日 0時) (レス) @page6 id: a56aa03733 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ういろー。 | 作成日時:2024年1月4日 1時