33話 ページ34
フリーナはその言葉に、お茶を飲むことを忘れ、わなわなと震える。
それも顔を真っ赤にさせて。
「おい、Aっ!」
「あはは、ごめんなさい。でも、全て本心なのでご了承を。」
「そんなことは分かっているけどさ、言い方は他にもあっただろう!」
「そうですか?でも遠回しに言うより直に言う方が伝わりますし、誤解をうみませんよ。」
「ま、まぁそうだが…
Aそれは?」
フリーナは胸元にささっているロマリタイムフラワーに気づきAに質問をした。
Aは胸元をみ、思い出しフリーナに説明をした。
「ふーん、それで貰ったってことか…」
「聞いたのに興味無さそうな反応はやめて欲しいです。」
「興味はあったけど…」
フリーナはジト目でロマリタイムフラワーを見つめた。
少しの嫉妬と独占欲を隠して。
「(なんなんだ一体。誰のモノに手を出そうと…)」
そして、フリーナはそれを胸ポケットから取り自分の花瓶へと挿した。
Aはお茶をすする。
「そういえば、蕾だったような…
まぁいいか。フリーナ様も気に入ったのですかその花?
それならあげますけど…」
「え……貰っといてあげよう。何だいその意外だという目は。
たく、君ってやつは…」
フリーナは少し頬を膨らませ納得いかないような顔をして頬杖をついた。
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ぴーや - 設定がちゃんとしてて没入できます!素晴らしい小説ですね! (2月3日 13時) (レス) @page1 id: 43fc0e4b8f (このIDを非表示/違反報告)
ういろー。(プロフ) - アメさん» コメントありがとうございます。自己満足で書いていた小説なので他の人にも嵌って良かったです! (1月5日 13時) (レス) @page8 id: f9259051cc (このIDを非表示/違反報告)
アメ(プロフ) - 崇拝少女ちゃんとフリーナちゃんの絡みがとても楽しみです!!小説読みやすかったです!無理なさらないように更新頑張ってください!! (1月5日 0時) (レス) @page6 id: a56aa03733 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ういろー。 | 作成日時:2024年1月4日 1時