26話 ページ27
待っていると先に蛍たちは出ていってしまった。
Aは蛍に声をかけようとしたけど、リネたちの方が気になり声をかけた。
「貴方たち、えーっと、リネさんとリネットさんですよね?」
「君はあの時の…」
「あはは、驚かせちゃいましたよね?」
声をかけるがAは少し気まづく、苦笑いする。
「いいや、あれは僕たちの失態だ。謝るのはこっちの方さ。
すまなかった、君を巻き込んでしまって…」
「ごめんなさい…」
ふたりは頭を下げる。
Aは慌ててふたりの頭を挙げさせた。
流石にそこまでさせるほどAは鬼でもないし、彼らを恨んでる訳でも怒っている訳でもない。
「頭をあげてください。
私もアレには驚きはしましたがこうして無事でしたし、貴方たちのマジックショーはとても目を奪われてしまうほど面白く、有意義なものでした。」
Aはそう言って微笑む。
ふたりも、Aが怒っていないことをしり胸を撫で下ろすようなホッとした表情だ。
「ありがとう。」
「貴方のような美しいレディにそう言っていただけると光栄です。」
リネはAに歩み寄り、1本のロマリタイムフラワーの蕾を差し出した。
「あぇ、えっと…ありがとう…」
Aは少し恥ずかしくなり、声が小さくなる。
流石に、このセリフが自分に向けられるのはいささか言い過ぎな気がした。
「お兄ちゃんったら大胆…」
「そうかな、いつもと変わらないと思うけど。」
「まだ蕾のロマリタイムフラワーですね。」
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ぴーや - 設定がちゃんとしてて没入できます!素晴らしい小説ですね! (2月3日 13時) (レス) @page1 id: 43fc0e4b8f (このIDを非表示/違反報告)
ういろー。(プロフ) - アメさん» コメントありがとうございます。自己満足で書いていた小説なので他の人にも嵌って良かったです! (1月5日 13時) (レス) @page8 id: f9259051cc (このIDを非表示/違反報告)
アメ(プロフ) - 崇拝少女ちゃんとフリーナちゃんの絡みがとても楽しみです!!小説読みやすかったです!無理なさらないように更新頑張ってください!! (1月5日 0時) (レス) @page6 id: a56aa03733 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ういろー。 | 作成日時:2024年1月4日 1時