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20話 ページ21

「キミはAを攫い、コーウェルを殺害しようとしたのだから、長い間地下道や箱の中になんぞいられたわけが無い。」


リネは否定をするが、フリーナの次の発言で不利な立場に立たされる。

それは物音の話だ。

何故なら、30秒たった頃、会場には鈍い音が響き渡り観客には聞こえていた。

だが、リネは気づいていなかったよう。



「………!」



リネは言葉に詰まった。



「おい、なんかおかしいぞ…」


「(どうしてリネは知らないんだろう?)」



パイモンは困惑した表情をし、蛍も疑問に思った。




「確かに、あんな大きな音、箱にいたなら絶対聞こえたはずなのに。」


「あの時、俺は箱の近くの席で…はっきり聞こえたけどな。」




その発言とともに諭示機がフリーナの方へと傾いた。



「あの天秤、まさか…」


「うん、諭旨機のスタンスを表してるのかも。」


「諸君、マジシャン本人の言葉を借りようか────

[瞬きのタイミングは、慎重に選ぶこと]ってね。


全員見ただろう?今のが正に、アリバイが崩れた瞬間だ!

もちろん、きみのアリバイを崩すだけでなく、別の武器も用意してある。
僕はとっくに準備万全だよ、世の中には証拠のない自身というものは存在しないのさ。」


そうひと段落おき、口を開く。



「キミとリネット君は──[壁炉の家(ハウス・オブ・ハース)]の人間だろう?」

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ぴーや - 設定がちゃんとしてて没入できます!素晴らしい小説ですね! (2月3日 13時) (レス) @page1 id: 43fc0e4b8f (このIDを非表示/違反報告)
ういろー。(プロフ) - アメさん» コメントありがとうございます。自己満足で書いていた小説なので他の人にも嵌って良かったです! (1月5日 13時) (レス) @page8 id: f9259051cc (このIDを非表示/違反報告)
アメ(プロフ) - 崇拝少女ちゃんとフリーナちゃんの絡みがとても楽しみです!!小説読みやすかったです!無理なさらないように更新頑張ってください!! (1月5日 0時) (レス) @page6 id: a56aa03733 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ういろー。 | 作成日時:2024年1月4日 1時

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