Re:星屑の魔女【ツイステ】 (ページ11)

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星のカケラが9つページ11

『昨日は回れなかった学園を回ってみようかな…』

「そうだね、時間もまだたっぷりあるしちょうどいいんじゃないかな」

ゆっくりと歩きながら周りを見る。

『じゃあ、先ずはメインストリートでも見に行こう。』

Aは足を向けた。

『へぇ〜あの人たち偉人になってたんだ…
傲慢なところがあったからちょっと以外かもねチャル』

「彼女たちが偉人になるくらいならAにでも慣れそうだね」

グレートセブンの像を懐かしむように眺めるA。
さ、次行こう次と足を動かした。

「ここは…」

「Mｒ.Ｓのミステリーショップへ
何をお求めかな小鬼ちゃん」

『あっ、サム。久しぶり
こんな所で店を開いてたんだね』

「やあ、久しぶりだなMs.A。それより…」

『売りつけるのはどうかと思うよ…
それより面白そうなものって売ってないかな？』

Aは子首を傾げながらイタズラっ子の様な笑みを浮かべ聞いた。

「それならこれはどうだい？」

サムの手にはキラキラと光る石があった。

『！コレは面白いものを持っているみたい
予想外だよ。』

Aは懐から少しボロい本を出した。
その裏にはその石と同じぐらいの穴があった。

「それはオレもだ。見つけた時はビックリしたさ
星屑の魔女様は何を差し出してくれるのかな？」

『だからその星屑の魔女？
その言い方は止めてくれないかな…

そうだなぁ』

少し考えるA。

『それじゃあこれはどう？
僕の小屋の近くで採掘された月虹石』

Aは虹色に優しく輝く鉱石を出す。
少し目を見開くサム。

少し微笑んだAは

『これが無理なら暁の輪はどうかな？』

夕焼けのように綺麗なグラデーションの色をした花を差し出す。

コレにはサムも驚いたみたいだ。

100年に1度咲くか咲かないか分からない珍しい花であったからだ。

「ううむ…
分かったそれで手を打とう」

『フフっありがとう僕もこれを探していたんだ。
銀楼の白石』

Aはその石を本には嵌めずポケットに入れた。

そして次の場所へと足を運んだ。
いや、運ぼうとした。

「こんなところに居たんですね！
もう全く探しましたよ！」

『クロウリーさんどうしたんですか？』

「”どうしたんですか？”じゃありませんよ！
取り敢えず行きますよ！」

Aは大人しく学園長のあとをついて言った。