素直じゃない ページ2
(二人は付き合ってます。Aさんまだチャンピオンじゃないです。)
今、私とビート君は海の近くのホテルに泊まりに来ている。
私は外の景色を見るため、外に出ていた。
そこに彼がやって来た。
「そんなに長く外にいると風邪をひきますよ。」
そう言いながらココアを手渡してくれる。
なんだかんだいって優しいんだよなぁ。
『ああ、ごめんごめん。でも空が綺麗でずっと眺めていられるの。』
綺麗、そういうと雨が降ってきた。
いや、なんで?雨女か私は。
しかしその雨は天気雨ですぐに止んだ。
「…虹が綺麗ですね。」
『ね、二重だよ!珍し〜!』
そう、ですねと言葉を詰まらせた彼に少し疑問を抱いたが、目の前の景色が綺麗だったためあまり気にならなかった。
『…?本当に綺麗…。』
「…風が冷たいですね。」
『ん、戻る?』
「違いますよ、こうです。」
急に抱き締められる。
そんなに寒いかな?
寒いなら中に戻ればいいのに。
『わお、積極的だね。』
いつもなら私からやっても照れて恥ずかしがるのに。
「…ボク、死んでもいいです。」
『え何言ってるの、やめて…死んじゃやだ…。』
死なないでと言うとまだわかりませんか、と抱きよせられながら言われる。
彼の着ているセーターが気持ちよくて、顔で胸の部分にグリグリとすると、頭を撫でられる。
とても優しい手つきで。
「ん…夕日が綺麗ですね。」
『うん、とっても…!』
「そうじゃなくて、あー…星が、綺麗ですね。」
『??さっきから変だよ?』
やっぱり今日のビート君は少し、いや、結構おかしい。
何かあったのかと聞くと別に何もないと返される。
…熱でもあるのかな。
『…そう?ならいいんだけど。』
夜空になった空に向き直る。
ああ、綺麗だなぁ…。
「…月が綺麗ですね。」
この言葉で今まで何を言っていたのかがわかった。
ホント、素直じゃないんだから。
『あなたと見る月だから。』
__________________________
作者ですー。
本当はビト君を照れさせたかった。
でもね、語彙力がなかった。←
許してヒヤシンス←←
こういう月が綺麗ですねシリーズ、作者は一番好きなんですよ。(聞いてない)
話の順序がバラバラでしたね。
……ビトユウ推し増えてくれ。(切実)
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作者名:ゆずさわぁ | 作成日時:2020年1月13日 13時