NEW LIFE -ybhk-

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「ようこそお越しくださいました」



「こんにちは。予約した薮です」



「薮様ですね。お待ちしておりました。お部屋には浴衣等既に御用意しておりますので、お使いください。食事は19時にお持ち致しますので、それまでごゆっくりどうぞ」



「ありがとうございます」



「お部屋までご案内致しますね」



「はい。光いこっ」



「はーい」



宏太が全部スマートにやってくれるから私はついて行くだけ。



旅館に入ってみると、凄く豪華。
...高くなかったのかなぁ。

車の中でお金は宏太が全部払うから心配するなと言われてしまった。
...1年しか変わらないのに、大学生ってすごく大人だなぁ。



部屋に着くと、和室が2部屋。
そして、お風呂と...外には露天風呂まで。



「うわぁ..すごい」



「だろ？絶対喜ぶと思ったよ」



「本当にありがとう、宏太。...高かったよね？本当に払わなくていいの？」



「当たり前。大学合格と卒業祝いなんだから、俺に任せなさいっ」



「嬉しい..」



サプライズでここまで用意してくれて、本当に驚きしかない。



「...でさ、光...。風呂、一緒に入りたいんだけど」



...！？うそ。一緒に入るの？



私が固まって、黙ってしまっていると...



「体とかはそこのお風呂でちゃちゃっと終わらせればいいから、露天風呂、、一緒に、だめ？」



お風呂は外にあるけど、正直別々だと思っていた。
いきなりのお願いに驚きを隠せない。



す、すっごく恥ずかしいけど...全部してもらってるし、、一緒につかるくらいなら...



私は今、きっと顔が真っ赤だろう。
でも、小さく頷いた。



「はは、やった。光とお風呂とか小学生ぶり」



「もう..恥ずかしいよぉ」



「大丈夫だって、タオル巻けばいいから」



「うん...」



「俺、外のシャワー浴びてくるから、光は室内のいきな？」



「わかった」

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