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残念ながら私は人に話しかけることが苦手だ。だから自分で一つ一つ棚を見ていくことにする。
シャンプーコーナーに入れば、せっけんの良い香りに脳が染まった。
その近くに香水が並んでいた。サンプルがあったので香りを嗅いでみる。適当に手に取ったそれはどことなく大人っぽい香りだった。大人の女を彷彿とさせる香り。気になって商品を見ると「ローズの香り」と書いてある。
いつだったか、香りというのは人の印象を左右するものだと聞いたことがあった。大人っぽいこの香水を身に纏えば、私も先生に近づけるのではないか。先生につりあう女に。
購入しようかと迷い、値札を見ると一万二百円。頭の中で今の所持金を数える。確か五千円だった。私では到底買えそうにない。これは“大人のお姉さん”が買うものなのだ。
やはり大人の香りを身に着けられるのは大人だけ。そもそも私のようなちんちくりんが似合う代物ではない。
天井の照明が映るほどピカピカに磨き上げられたタイルの床を進んでいく。鏡のように様々なものを反射させている床は、あらゆる方向から見られているようで歩きづらい。
棚と棚の間を縦横無尽に歩き回っていると、コンタクト売り場を見つけた。棚に貼ってある度数表を眺める。どうやらコンタクトと視力では数値が違うらしい。
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�盒� - 夢主は前世は鬼殺隊だったり？ (2020年9月5日 21時) (
レス) id: e3c448da06 (このIDを非表示/違反報告)
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