なんとなく ページ11
我はある村の守り神、キュウビである。
約一ヶ月前。ある若造二人が我の神社を訪ねてきた。
「おーい、キュウビさまー、雨降らしてくれよー！」
一人は軽々しく我に命令してくる。一方もう１人は
「キュウビ様。油揚げを持ってきました。いりますか？」
なんと礼儀正しい若造じゃ。感心した。
「どうしたのじゃ？若造。雨乞いか？」
と言いながら屋根の上から降りてくると、生意気な若造は
目を見開いた。
「お、おれ、ジョーって言うんだ。」
「まあまあ、そんなに緊張するでない。雨乞いじゃろう？
話はきいとったぞ。」
「これ、そちらの若造。油揚げとな？感心じゃ。
こちらの生意気な若造とはおおちがいじゃ」
と、黒髪の若造に言う。なんというか、眠そうじゃ。
話を聞けば。生意気な方はジョー。礼儀正しい者はカイと言う。
「雨乞いは我がしておく。今日は帰れ。もちろん油揚げはもらうぞ。」
と言うと若造は帰っていった。
それからあやつらは毎日来るようになった。ジョーからはサラと言う
友達の話ばかり。
カイは料理の話ばかりする。まあ、聞いていて飽きないが。
それから１年。我の住む山で大規模な土砂崩れが起きた。村への道を塞ぎ、
あやつらも来れなくなっていた。
毎日妖術を使い土砂を片付けていたが、信仰の力が無いためなかなか進まなかった。
やっと土砂を片付けたのが３年後。あやつらはまだ来ない
４年、まだ来ない
５年、まだ来ない
１０年、まだ来ない
２０年、まだ来ない
５０年・・・１００年・・・１０００年・・・
いつしか我は忘れられていた。誰にも知られぬ守り神は、いずれ朽ちて行く。
あやつらは人間だ。もうとうの昔に死んでいるだろう。
縁側に座っていた。だんだんからだが消えかかっていた。
何故か清々しい。そして我は・・・
消えた。
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奈加左 - こんにちは、奈加左です。両親の都合でこれ以上更新できないことがきまりました。ネット環境の不安定な所に引っ越すことになります。私も動揺しております。私の作品は更新されません。本当に本当に申し訳ありません。今までありがとうございました。奈加左 (2019年9月10日 18時) (
レス) id: 5c964ccc61 (このIDを非表示/違反報告)
もちめろん - お久しぶりです！覚えていますかねw○○してみたでリクエストをさせていただいた者です！この作品を少し前から読んでいたのですが奈加左様だとは気づきませんでした！小説更新たいへんでしょうが頑張ってください！いつでも待っています。 (2019年8月6日 0時) (携帯から) (レス) id: 45edbcdfad (このIDを非表示/違反報告)
奈加左 - またまた奈加左です。えーっと・・・この作品はキミガシネ専用にしたいと思います。使い回しで本当にすみません。パスワードが非常に多くかききれません。また、リクエストもキミガシネだけに答えたいと思います。本当に本当に申し訳ありません (2019年8月4日 21時) (レス) id: 5c964ccc61 (このIDを非表示/違反報告)
奈加左 - どうも、奈加左です。誠に勝手ですが、私の書いているお話をベースに書きたいとおもいます。誠に勝手で申し訳ありません。また、更新ペースが落ちるとおもいます。よろしくお願いいたします (2019年6月8日 19時) (レス) id: 5c964ccc61 (このIDを非表示/違反報告)
奈加左 - お知らせです。パスワードを五回間違えてしまったので一定期間更新不可能になります。本当に申し訳ありません。更新できるようになりましたら、更新していきたいと思います。 (2019年6月5日 22時) (レス) id: 5c964ccc61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奈加左 | 作成日時：2019年4月14日 11時
