Ep2-6 ページ25
A side
銃弾が地面に……着いた。
その瞬間、ゾム隊長は一気に距離を詰めてきて剣を振るってきた。
それを寸前で避けて、カウンターとして空いていた腹に蹴りを入れようとした、が難無くよけられる。
すぐに追って剣を振り下ろしたが、これも避けられる。
そのままゾム隊長は僕に向かって剣を突いたがこれも何とか僕は避けた。
そのあとも何度か一進一退の攻防は続いた。けど、
……ちょっとまずい、かも。段々ゾム隊長のペースになっている。
僕は一旦息を整えるために後ろに下がって、ゾム隊長と距離を置いた。
心臓がバクバクと鳴ってうるさい。
まだ短い戦いだったけど、それでも分かった、分からされた。僕と、ゾム隊長の力の差を。
やっぱり、ゾム隊長は強いなあ。
zm「ハハッ、今までの奴らやったらとっくにもう終わってたんやけどな。
やっぱお前は今までの奴らとちゃうわ。」
『あはは……ありがとうございまーす。』
ゾム隊長は楽しそうに戦っていた。この戦闘狂め！こっちはギリギリだっていうのに。
zm「でも、まだ足りへん。な、A 。もっと俺を楽しませてやっ。」
『っ、あっぶな！』
また急に距離を詰めて、剣を突き刺しに来た。それも顔目掛けて。
そのまま隙のない剣撃が何度も与えられて、こっちは防戦一方になった。
もう完全にゾム隊長のペースになった。このままじゃジリ貧だ。
……もうそろそろ覚悟を決めて動かないとね。
この戦いの流れを一気に僕のものにして、そのまま決着をつける。
失敗は許されない。
また、僕は距離を取った。今度は、しっかり攻勢へと転じるために。
zm「逃げてばっかりじゃ勝たれへんで！」
そして、またゾム隊長は距離を詰めようとする。
そのタイミングを見計らって……今度はこちらから彼の方へ向かった。
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雨雫(プロフ) - りうさん» ありがとうございます！ (10月30日 23時) (
レス) id: f4a181cff8 (このIDを非表示/違反報告)
りう - も、すき (10月30日 22時) (レス) @page24 id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
雨雫(プロフ) - NUTS Yさん» 閲覧ありがとうございます！マイペース更新にはなりますが、中途半端に終わらせることはないので気長に待っていただければ幸いです。 (8月18日 12時) (レス) id: 2da1944f1c (このIDを非表示/違反報告)
NUTS Y(プロフ) - 続きをお恵みください‼︎ (8月18日 3時) (レス) @page17 id: f725ce1dcf (このIDを非表示/違反報告)
雨雫(プロフ) - ぴとあさん» 閲覧ありがとうございます！楽しんでいただけてよかったです。 (8月17日 8時) (レス) id: 8d6b053574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨雫 | 作成日時：2023年8月2日 0時
