Ep1-16 ページ18
Aside
連れてこられた部屋は公演もできそうなくらい大きなホールだった。
さすが国で1番大きい建物、森といい訓練場といい規模がでかい。
人数を確認してみると2次試験終了後と大体同じくらい。3次試験で落ちた人は少なかったみたい。
まあ落とされたのは他国のスパイか余程やる気がないやつってところなのかな。
合格者たちを見回していると、チーノとショッピを見つけた。
cn「お、A来たで！」
shp「遅かったやん。落ちたかと思ったわ。」
『僕が簡単に落ちるわけないでしょ。
まあ呼ばれたの最後だったからねー。』
スパイだと疑われてましたとは言えないので適当に流した。
とりあえず2人の隣に座る。
やはり僕が1番最後だったみたいですぐに説明が始まった。
……眠い。
軍人さんの声が右から左へと流れていく。
もともと人の長話を聞くのは苦手な上に、試験の疲れも相まってすごく眠い。
あぁ……駄目だ。寝る……
???「諸君、まずは入隊試験合格おめでとう。」
ラジオから何度も聞いたバリトンボイス。
間違いない、グルッペン総統閣下の声だ。
思わず目が覚めて、背筋が伸びた。
見れば、舞台の真ん中にグルッペン総統閣下、右隣にはトントン書記長、左隣にはオスマン外交官がいた。
まじか、この国のトップ3そろってるじゃん。
総統閣下からのありがたいお言葉をいただく。
流石に僕もこれはちゃんと聞いた。
gr「〜〜。諸君の活躍を期待している。」
演説が終わり、拍手が一斉に湧き上がった。
贅沢すぎるサプライズだったなぁ。
まあそんなこともありつつ説明会諸々が終わり、もう外は暗くなっていた。
早速明日から訓練があるらしく、今日からは割り当てられた部屋に寝泊まりするとのこと。
ちなみに3人1部屋で、チノショピと一緒の部屋だった。
寝る準備を済ませ、部屋の電気を消す。
『じゃ、おやすみー』
cn「おやすみー」
shp「zzz……」
『え、寝んのはっやー。』
明日からの軍人ライフに心を弾ませながら僕も眠りについた。
Ep1「入隊試験」-終
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 649人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雨雫(プロフ) - りうさん» ありがとうございます！ (10月30日 23時) (
レス) id: f4a181cff8 (このIDを非表示/違反報告)
りう - も、すき (10月30日 22時) (レス) @page24 id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
雨雫(プロフ) - NUTS Yさん» 閲覧ありがとうございます！マイペース更新にはなりますが、中途半端に終わらせることはないので気長に待っていただければ幸いです。 (8月18日 12時) (レス) id: 2da1944f1c (このIDを非表示/違反報告)
NUTS Y(プロフ) - 続きをお恵みください‼︎ (8月18日 3時) (レス) @page17 id: f725ce1dcf (このIDを非表示/違反報告)
雨雫(プロフ) - ぴとあさん» 閲覧ありがとうございます！楽しんでいただけてよかったです。 (8月17日 8時) (レス) id: 8d6b053574 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雨雫 | 作成日時：2023年8月2日 0時
