Ep1-9 ページ11
Aside
え、なんかさっきとおんなじ展開じゃん。
さっきおんなじようなこと僕がやったじゃん。
そんなことを思いながら崖の方を振り返る。
そこには一つ目の、棘が生えた白くて大きい魚が湖から崖に打ち上げられていた。
めちゃくちゃ大きい。ざっと縦横2メートル弱はあるだろう。
即座に試験前に渡された散弾銃を構えて、打つ。
が、効いてる様子はない。結構堅いようだ。
そして魚はこちらを向いて、ビームのようなものを打ってきた。
咄嗟に木の裏に隠れて、木を盾にしてビームを受ける。木の幹が少し抉れてしまった。あと２、３回で折れるだろう。
ショッピとチーノも木陰に身を潜めているようだ。
『ッここらへん人少ないからモンスター湧かないんじゃなかったっけ？』
cn「分からへん！ていうかそもそもあんなモンスター見たことあらへん。」
『役に立たないなあ、もう！』
cn「はぁ！？」
shp「言い争いしとる場合ちゃうやろ、これ囲まれてるわ。」
周りを見渡してみると、さっきの白い魚によく似た、一回り小さい青緑色の魚が僕たちを囲んでいた。
白い魚が召喚したようだ。小さいと言っても１メートル弱あるのだが。
『あ〜あ、逃げらんないじゃん。』
これは倒すしかない……しかも数が多いから協力して倒すしかないな。
『多分さっきの感じだと、銃はあんまり効かないっぽい。距離詰めて剣で倒す必要があるみたい。』
shp「でも、姿だした瞬間あいつら一斉にビーム出して来るやろ。」
『ビームは予備動作が入ってから打つまでちょっと時間あるから一瞬でやられるってことはないと思う。
んで、ビームを打つ対象も1人にしか絞れない。ビームを打ってから次のビームを打つ感覚は結構長い。
……そこから僕、ちょっとした作戦考えたんだけどさ。協力してくんない？』
cn「さっきまで敵同士やったのに。」
『もともと協力ゲーだったのを勝手に対戦にしてただけでしょ。
まあ倒せるか逃げれる自信があるなら別に協力しなくていいけど。』
cn「……とりあえず作戦聞かせろ。話はそっからや。」
『オッケー。ショッピは？』
shp「俺も作戦の内容聞いてから決めるわ。」
『じゃ、説明するね。一回しか言わないからちゃんと聞いててよね。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 649人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雨雫(プロフ) - りうさん» ありがとうございます！ (10月30日 23時) (
レス) id: f4a181cff8 (このIDを非表示/違反報告)
りう - も、すき (10月30日 22時) (レス) @page24 id: 8380e3b7c5 (このIDを非表示/違反報告)
雨雫(プロフ) - NUTS Yさん» 閲覧ありがとうございます！マイペース更新にはなりますが、中途半端に終わらせることはないので気長に待っていただければ幸いです。 (8月18日 12時) (レス) id: 2da1944f1c (このIDを非表示/違反報告)
NUTS Y(プロフ) - 続きをお恵みください‼︎ (8月18日 3時) (レス) @page17 id: f725ce1dcf (このIDを非表示/違反報告)
雨雫(プロフ) - ぴとあさん» 閲覧ありがとうございます！楽しんでいただけてよかったです。 (8月17日 8時) (レス) id: 8d6b053574 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雨雫 | 作成日時：2023年8月2日 0時
