可愛い守護神【ブルーロック男主】 (ページ22)

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マブいページ22

「マブいよ。世一くん。」

俺が相手ボールを横取りして

MFを経由して潔世一へ渡る。

目にかかりそうな前髪が邪魔で

隠し持っていたヘアバンドを駆使して

髪の毛をかきあげる。

雷市『チッてめえはいちいちファンサしねえと気がすまねえのかよ。』

「は？」

雪宮『無自覚？』

試合でのストレスを俺に発散させてくるのは

本当に意味が分からないが

邪魔な前髪が無くなってくれたおかげで

調子が良くなった気がする(実際はそう変わってない)

相手チームも防御にかなり力を入れているようだが

バスタード・ミュンヘンは一応攻撃特化選手の方が多い。

俺含むDF陣で相手の攻撃を許さないフォーメーションを組み

ブルーロック陣とドイツ陣に大きく分かれて

各々が各々のやり方でゴールを導く。

この試合での王は潔世一だと宣言してしまったので

アレクシス・ネスを筆頭にした

潔世一反対派には絶対にパスを出さないように頑張った。

？『邪魔なDFだな』

「ふふ。褒め言葉？」

獲物を狩る獣のように

最速でボールを奪い子どもに分け与える如く

すぐに手元からボールを離す。

攻撃が下手くそな俺はこれしか出来ないが

黒名蘭世の穴を埋めるために相手に1点も許さないと

心に決めたからには絶対死守！