恋愛中毒 (ページ30)

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症状ページ30

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次の日
学校に行くと朝から玲於くんと同じ授業だった

「おはよう」

「ん、はよ」

いつも通りの寝起きの機嫌悪い玲於くんだ
昨日助けに来てくれた玲於くんヒーローみたいだったな
思い出すとまた心臓がうるさくなるからいつものツボを押した。

「またそれかよ。それなんの意味があんの」

「特に意味は…ないよ」

「怪しい」

「ほんとほんと」

「そこふたりもう少し静かにしなさい」

お喋りしてたら先生に怒られた

「お前のせいで怒られたじゃん」

「玲於くんのせいでもあるでしょ」

「おい、最近生意気になりやがって」

「いひゃい、ごめんなはい」

「なんでこんな伸びんの？笑」

私のほっぺた摘んで子供みたいに笑ってる
昨日のあの優しかった玲於くんはどこに行ったんだろう
散々、私のこといじめた後は
机に突っ伏してぐっすり寝てる
ほんと自由人だなあ

今日は玲於くんも私も2限までだから
授業が終わってあとは帰るだけ

「今日、この前お前に紹介しようと思ってた友達に会うけど暇なら一緒に来る？」

「いいの？」

「その代わりもう1人居るけど」

「玲於くんのお友達がいいなら行きたい」

学校が終わって玲於くんについて行くことになった
学校が終わった後にそのまま遊びに行ってみたかったから嬉しいな
玲於くん歩くの早いから置いていかれないように後ろを歩いた

天気が良くて歩いてるだけでも心地いい
好きだなあ、この気温
5月ももうすぐ終わって6月が始まる
6月って梅雨で雨が多いから私はあまり好きじゃないなあ
そんなこと考えてたら着いたよって言われて来たのはショッピングモール

「もしかしてこーゆうとこも初めて？」

「うん、初めて。すごい賑やかだね」

「まあ、そーゆうとこだからね」

玲於くんの後ろをついていくと
小さいご飯屋さんがいっぱいある階に来た
机と椅子が置いてあって若い人ばかり
フードコートっていう場所らしい

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