19話* O; ページ19
・
ことん。と、
松本さんの前に湯気が立っているマグカップを置いた。
松本さんが来てからしばらくたっていて、
少し落ち着いたころをうかがって、ダイニングチェアに座らせた。
肘をテーブルに付け、額を手で覆っている隙間から見える松本さんの顔は、
みるからに真っ青だった。
「すまなかった……」
消え入りそうな声で謝った松本さんに、
ぼくが首を横に振るとそっと微笑んだ。
「昔の……友人に、少し似ててな…」
少しずつ。
少しずつ。
話し始めた松本さん。
たぶん、"咲"さんって人とぼくが、どこか似ているのだろう。
だから、ぼくに会いに来たんだ。
和也さんとは関係ない。
そう、安心したのも束の間………
「ここまで、似てるとは和も驚いただろうな……」
「偶然というか、なんていうか……」
和也さんの、名前が出てくるとは思わなかった。
和也さんと……なんの関係があるの…？
「誰、なんですか………？"咲"さんって……」
松本さんの大っきな目が、もっともっと大っきくなる。
「なにも…聞いてないのか……？」
きゅっと眉を下げる。
なに、言ってるの………？
怖い。
聞いちゃいけない。
聞いちゃいけない。
聞いちゃいけない。
指先が冷たくなるのがわかる。
でも、ぼくは、
なにか発することも。
その場から動くことも。
できないーーー…………
「咲と俺と和は、中学からの親友でな……」
「咲は…………もう、死んでるんだよ……」
「もう、あれから……4年はたった、かな…」
・
ラッキーアイテム
革ベルト
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白冬(プロフ) - ありがとうございますm(__)m (2012年12月31日 0時) (
レス) id: 151259579c (このIDを非表示/違反報告)
狂(プロフ) - 白冬さん» わわわ！はじめまして^ ^あ、どうぞどうぞ(笑)よろしくお願いしますm(_ _)mわざわさありがとうございます。今度、そちらの方に遊びに行きますね♪ (2012年12月30日 22時) (レス) id: 7f3420a592 (このIDを非表示/違反報告)
白冬(プロフ) - 初めまして!!白冬と言います!!この作品を私のプレイリスト（http://uranai.nosv.org/u.php/list/white-winter/）に載せてもよろしいでしょうか？お返事、お待ちしております (2012年12月30日 20時) (レス) id: 3fee71c14f (このIDを非表示/違反報告)
狂(プロフ) - 佐奈さん» 早いwwwもう、見てくださったんですか？？嬉しいですっっヽ(〃∀〃)ﾉ完結っていうか、キリがいいんですよね♪♪まだまた、続きますのでこちらこそ、よろしくお願いします！！ (2012年10月9日 21時) (レス) id: 7f3420a592 (このIDを非表示/違反報告)
狂(プロフ) - かほさん» 有難うございますぅぅぅぅっっ感激！(ﾉ)ﾟ∀ﾟ(ヾ)放課後時間も読んでくださったんですね！嬉しいです♪♪ (2012年10月7日 0時) (レス) id: 7f3420a592 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狂 | 作成日時：2012年9月25日 18時
