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いつの間にか自分の教室に戻ってきたようだった。俺の机の上では流星が、椅子は正面を向けたまま体だけ後ろに向けて腕枕をして寝ていた。
「ふふっ笑」
いつもと変わらない光景に思わず笑みが溢れた。
自分の席に座って、寝ている流星を眺める。
すると、窓から入ってきた風がさらりと彼の髪を撫でた。
流星といるこの時間が好きだ。彼といると時間の流れがゆっくりに感じる。マイペースで気怠げな雰囲気だけどどこか殺伐としたその眼差し。
お前にだけは殺されてもいい。なんて有りもしないことを考える。
すると、横を向いていた顔が正面を向いた。そして目線を上げてこう言った。
「あの人に会ったん…」
「え？」
「なんでもない」
なんでそんな傷ついた顔するん。
流星にだけはそんな顔して欲しくないのに。
「そういやもうすぐ夏休みやな」
「流星、夏休みバイトするんやっけ？」
「おん。もうバイト先決まってるで」
「そうなん？」
「知り合いが夏の間海の家やるらしくてそこでバイトすんねん」
「そっか」
海の家ってことはナンパとかあんのかな。海でナンパなんてざらにあるし。それに流星モテるし、こう見えて女っ気もなくて今付き合ってる人もいないから。
まだ何か起こった訳でもないのになんだか流星を取られたみたいで癪に障る。
「あー焼きそば食べてー、肉食いてー、海入りてー」
ほんとにこいつは。
いつだって俺を現実に引き戻す。
「望も来いよ、海の家。飯代負けてやるから」
そこは奢りじゃないんだ。なんて少し図々しいけどそう思わずにはいられなかった。
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くりーむぱん(プロフ) - コメントありがとうございます。そう言って頂けてとても嬉しいです！更新頑張れます！これからの展開も楽しみにしていて下さい！ (12月17日 22時) (
レス) id: 08c03e6a05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。青くんいい男過ぎませんか〜😭常に桃ちゃんファースト…クリスマスデートが良すぎてハートが押し足りません😭💕 (12月16日 23時) (レス) @page27 id: dbffc8a4e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くりーむぱん | 作成日時：2023年11月19日 16時
