エピローグ ページ32
青side
卒業式。
淡いピンク色の花びらが無機質な色の校舎を明るく色付けしているかのようだ。
在校生は卒業生を見送るため体育館に集合していた。
式が始まると在校生の中には泣いている人が見受けられた。
自分は特別仲の良かった3年生はいなかったので眠たいなーなんてそんなことを思っていた。
ふと望を見ると退屈そうにブレザーの袖口を弄っていた。
思っていた様子と違ったのでなぜかその事に少し驚く。
ここからはあの人の姿は見えないし当然かと思ったけれど、どうやら違った見たいだ。
最後の卒業生が退場する時、花道から�霤沈菁擇�望の方を見たけれど望は拍手している自分の手元を見ている様だった。
�霤沈菁擇�卒業するっていうのに…。
今日は卒業式だけなので午前中で帰ることになっている。教室に戻ってホームルームが終わると望が俺の席に来た。
「しばらく教室に居ってもええ？」
「おん。ええよ」
「流星この後用事あったら先帰ってもええねんで。先輩と写真撮ったりとかさ」
「なんもないで。3年生に仲良かった人居らんしな」
「そっか」
なんて言って望は教室から校庭を眺める。
満開の桜が見える。
ここからこうやって望のこの姿を見る事も無くなるのか。なんて少し寂しく思ったけれど、彼の恋焦がれている様子を見なくて済むなんてことも思ったりした。
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くりーむぱん(プロフ) - コメントありがとうございます。そう言って頂けてとても嬉しいです！更新頑張れます！これからの展開も楽しみにしていて下さい！ (12月17日 22時) (
レス) id: 08c03e6a05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。青くんいい男過ぎませんか〜😭常に桃ちゃんファースト…クリスマスデートが良すぎてハートが押し足りません😭💕 (12月16日 23時) (レス) @page27 id: dbffc8a4e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くりーむぱん | 作成日時：2023年11月19日 16時
