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綱渡りするみたいに堤防の端を、両手を広げて歩く望。
「落ちても知らんで」
「落ちたら流星助けてや」
そんなことをサラッと言う望に少しばかり呆れたが、本当に落ちてしまっては困るので望の腕を掴んで引き寄せる。
「このまま海に落ちても良かったのに。冷たくて気持ち良さそうやん？笑」
「俺の身にもなれ」
望は時々突拍子のないことを言う。でももし望が落ちたら真っ先に海に飛び込んで助けるけど。
そんなこと思う俺は望に依存してるんやろうか。友達やったらこのくらいはするよな。
「暗くなると危ないしもうそろそろ帰ろ」
「そうやな」
「また一緒に海行こうな」
「おう。俺はいつでも空いてるで」
「そういえば流星って部活入る気ないん？中学ん時サッカー強かったんやしまだ1年の夏やから入るのに遅くないと思うやけど」
「高校は部活せんって決めててん。しかも俺遅刻常習班やからさ大事な大会とかの集合時間間に合わんかったら大変やん？中学の時もそれで結構怒られてたし」
「まあ確かに」
アホ。お前と一緒におるために入らんかったに決まってるやろ。望は週に4日バイト入れてるから毎日一緒に帰れる訳じゃないけれど、シフト入ってない日はこうして2人で帰ることができる。
「流星また明日な」
「おう。望もな」
望とは中学の時に出来た友達でお互い家もそこまで遠くはなかった。
高校も望と同じ所だったら何処でも良かったので、彼が読んでいるパンフレットを見て、
「望、ここ行きたいん？」
「うん。流星は？」
「俺もここ」
だなんて最初から自分もここに行きたかったとでもいう風に装った。
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くりーむぱん(プロフ) - コメントありがとうございます。そう言って頂けてとても嬉しいです！更新頑張れます！これからの展開も楽しみにしていて下さい！ (12月17日 22時) (
レス) id: 08c03e6a05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。青くんいい男過ぎませんか〜😭常に桃ちゃんファースト…クリスマスデートが良すぎてハートが押し足りません😭💕 (12月16日 23時) (レス) @page27 id: dbffc8a4e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くりーむぱん | 作成日時：2023年11月19日 16時
