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授業中、望は教室の外を眺めていた。
席替えをして今はもう彼とは席が離れてしまった。
望は窓側から2列目の1番前の席。俺は廊下側から3列目の前から2番目の席。
机に頬杖をついて望を眺める。
望はいつからか教室の外を眺める時間が多くなった。休み時間も何かあれば外を眺めている。
そこを眺め続けてももう彼を見つけることは出来ないのに。
そんなこと言って俺もいつも望のこと見てる証拠やんな。
笑える。
望に振り向いてもらえる訳でもないのに。
お前も分かってるやろ？
想い続けてもどうにもならんことくらい。
苦しいだけやん。
いい加減こっち向いてや。あの人の代わりでもええから。
友達でいてくれなんて言ったけど今でも望のこと好きやで。
すると、望がちらりとこちらを見た。
見てるのバレた？
'集中しろ'なんて口パクで言ってくる。
なんだか彼にそう言われたのが癪で、
'望もな'そう言って対抗した。
「藤井。今読んだところ訳してみろ」
「すみません。聞いてませんでした」
「全く。授業しっかり聞いてろよ」
「はい」
望がにやにやしてる。
なんで俺だけなんだよ。望も絶対授業聞いてなかったやん。
まあ仕方ないか。望はいつも真面目に授業を受けていて、俺は体育以外ほぼ寝てるからな。
なんだかんだ望に甘いよな俺。
また先生に注意されるのが嫌でノートをとる。
この時、望が俺のことを見てたなんて知る由もなかった。
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くりーむぱん(プロフ) - コメントありがとうございます。そう言って頂けてとても嬉しいです！更新頑張れます！これからの展開も楽しみにしていて下さい！ (12月17日 22時) (
レス) id: 08c03e6a05 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - いつも更新楽しみにしています。青くんいい男過ぎませんか〜😭常に桃ちゃんファースト…クリスマスデートが良すぎてハートが押し足りません😭💕 (12月16日 23時) (レス) @page27 id: dbffc8a4e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くりーむぱん | 作成日時：2023年11月19日 16時
