４ー７ ページ36
一反もめんの端が、腕に捕まったのだ
一反＞つ、捕まったばーい！
山爺＞返せー！
鬼太郎＞裕太くん！
かごめ＞あ、わっ！
鬼太郎＞！？
激しい揺れのせいか、かごめの体は突然の浮遊感に襲われる
無意識に鬼太郎が手を伸ばすが、間に合わなかった
彼の手は空を掴み、かごめの手は伸ばされたまま
ねこ娘＞かごめ！
裕太＞かごめ姉ちゃあぁぁぁん！
一反＞マズいとね！
目玉＞いかん！このままでは！
鬼太郎＞裕太くん！早く！！
ポケットから実を取り出した裕太は、それを下にある森に落とした
一反もめんが解放され、動けるようになる
鬼太郎＞一反もめん！
一反＞コットン承知！
急降下し、かごめを追い掛ける
ぱしっ
かごめ＞！？
目を閉じていたかごめは、誰かに手を掴まれた感覚で瞼を開ける
見上げると、掴んでいたのは鬼太郎の手だった
ねこ娘＞間に合ったぁ。
裕太＞かごめ姉ちゃん！
かごめ＞・・・。
下に降りた全員は、山爺に会いに行く
鬼太郎＞すまない、山爺。人間の子供がイタズラしたんだ。許してくれ。
目玉＞注意しておかなかったワシらにも責任がある。
裕太＞あの・・・ごめんなさい！
一反＞すんません。
頭を下げる裕太に合わせ、全員が頭を下げる
山爺の掌にあった実は、元の場所に戻された
山爺＞人間の子よ。どの世界にも犯してはならぬ、掟がある。しかし、まだ世の理さえわからぬ子供故に、許そう。手を出しなさい。
裕太＞え？
ホッとした瞬間に手を出すよう言われ、思わず鬼太郎を見る
彼が頷くと、裕太は躊躇いながらも右の掌を出した
そこへ、山爺の指でバツ印が書かれる
山爺＞よいか。二度としてはならんぞ。
裕太＞はい！
その言葉を最後に、山爺は姿を消した
鬼太郎＞これでわかっただろ？ゲゲゲの森は、人間の森とは違うんだ。
裕太＞うん・・・でも、僕、もっと知りたいな。鬼太郎さんや、妖怪の事。
あんな目に遇ったばかりとは思えないその発言に、全員が苦笑した
目玉＞おばあさんに聞きなさい。きっと、色々教えてくれるはずじゃ。
鬼太郎＞だけど、ここに来たのは内緒だよ。
裕太＞うん！
そして、裕太は人間の世界に帰された
かごめ＞・・・・・で、どうして私は居残りさせられてるわけ？
鬼太郎＞心当たりがないとは言わせない。
かごめ＞？
再び鬼太郎の家に招かれたかごめは、なぜ自分だけがまだここにいるのか、わからないでいた
ちゃぶ台を挟んで座る鬼太郎が、探るような目で彼女を見つめる
- 金 運: ★☆☆☆☆
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サヤノ - こんにちは、初めまして…新シリーズ鬼太郎を毎週見ています、サヤノと申します、ミサカさん、巫女の宮代さんはある事情で呪いを解くゆえに妖怪退治をしていましたね…それから私はたくさんの妖怪をしっかりと存じております。 (2018年5月17日 16時) (
レス) id: cb9756c96f (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 現在アニメで新シリーズ放送見ています。鬼太郎の声優さん良かったですね。鬼太郎今回はクール (2018年4月23日 21時) (レス) id: bb8a588750 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサカ美琴 | 作成日時：2018年4月17日 15時
