３ー９【終】 ページ28
砂かけ＞ハッキリせんのう。鬼太郎らしくないぞ。
鬼太郎＞今回は守れたからいい。だけど次はどうなるかわからない。だから・・・巻き込みたくなかったんだ。こっち側の世界のことには。
ねこ娘＞って、何よ。そう思ってるって、結局まなとかごめが大事だからじゃない。
鬼太郎＞？
砂かけ＞鬼太郎も本当は、もう友達だと思ってるんじゃないのか？
鬼太郎＞それは・・・。
目玉＞のう、鬼太郎や。妖怪と人間、違う者同士がひとつの世界で生きていくのに、一番必要なのは何かわかるか？
鬼太郎＞？
目玉＞お互い、相手を尊重して、理解しようとすることじゃよ。
鬼太郎＞！
まな＞あの！私、もっと妖怪のことも・・・鬼太郎のことも知りたいの！こんな私だけど、ちゃんとお友達になってください！
そう言って差し出された、まなの震えた右手
鬼太郎も彼女に釣られてか、思わず頬を赤くする
地面に目を向ければ、微笑んで頷く目玉おやじ
砂かけばばあも微笑み、ねこ娘は頬を赤くしてそっぽを向く
鬼太郎＞仕方ない。目を離すと、君はどんどん危険な所に行きそうだからね。
彼女の右手は、鬼太郎の右手に握り返された
鬼太郎＞まな。
この時の彼女は、とても嬉しそうだった
まな＞勿論、かごめもいいよね！
かごめ＞え？いや、私は・・・。
まな＞？
かごめ＞・・・・・ほ、保留で。
まな＞え〜！
鬼太郎＞・・・・・。
よくわからないが、友達になることを保留でと言ったかごめを、鬼太郎は真っ直ぐ見つめていた
「・・・遅い」
そう言った彼女が、自分の首に回してきたその両腕と体は
確かに震えていた事を思い返す
彼からしてみれば、それは怯えや安心から来る震えだったように思う
鬼太郎〈彼女の本心は、一体・・・〉
周りを遠ざけようとする彼女
すがり付くように、甘えるように手を伸ばしてくる彼女
宮代かごめという彼女の本心は、果たしてどちらなのだろうか・・・？
目玉＞しかし気になるのぉ。
鬼太郎＞何がですか？
ねこ娘とまなの後ろをかごめが、更にその後ろを歩く鬼太郎
救急車が側を通ってすぐ、頭に乗っている目玉おやじが呟いた
それに鬼太郎が言葉を返すと、かごめが聞き耳を立てる
目玉＞お前に射かけられた矢や、今回の妖怪城を復活させるのに使われた呪術じゃよ。誰が、なんの目的でやっているのかはまだ皆目わからぬが、厄介なことにならねばよいがのぉ。
かごめ〈呪術・・・〉
黒い影が、帰路に着く彼らを見つめていた
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サヤノ - こんにちは、初めまして…新シリーズ鬼太郎を毎週見ています、サヤノと申します、ミサカさん、巫女の宮代さんはある事情で呪いを解くゆえに妖怪退治をしていましたね…それから私はたくさんの妖怪をしっかりと存じております。 (2018年5月17日 16時) (
レス) id: cb9756c96f (このIDを非表示/違反報告)
ベル - 現在アニメで新シリーズ放送見ています。鬼太郎の声優さん良かったですね。鬼太郎今回はクール (2018年4月23日 21時) (レス) id: bb8a588750 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミサカ美琴 | 作成日時：2018年4月17日 15時
