ゲゲゲの鬼太郎〜呪われた少女〜

２ー４ ページ14

事務所内に場所を移し、引っ掻き傷を顔にいくつも付けられたねずみ男から話を聞く

ねずみ男＞なんなんだよ。オレは頼まれたことをやっているだけだよ！

目玉＞お前が見上げ入道の封印を解いたのじゃな？

ねずみ男＞うるせぇな！それが悪いのかよ？

ねこ娘＞ん？

ねずみ男＞ひっ！？わ、悪いです。はい。

鬼太郎＞で、見上げ入道はどこにいる？





ピリリリリリッ

ピリリリリリッ

ピリリリリリッ

かごめ＞んぅ・・・んー・・・。

ベッドに潜り込んで眠っていたかごめだが、携帯電話の着信音に妨げられた

頭まで毛布を被っていたが、手探りでスマホを掴む

かごめ＞・・・はい？

まな『あ、かごめ！ど、どうしよう！蒼馬と大翔が！』

かごめ＞？・・・落ち着いて。とりあえず最初から説明して。

まな『あ、うん。ごめん。あのね、蒼馬と大翔が今晩、電池組のライブに行ったの。帰ってこないって・・・行方不明だって・・・私、どうしたら・・・』

かごめ＞・・・・・どこ？

まな『え？』

かごめ＞電池組のライブ。

まな『中央ドームだけど』

かごめ＞わかった。

まな『あ、待って！私も行く！』

かごめ＞まなは留守番。現地には私が行く。来たら駄目だからね。

まな『なんで！？』

かごめ＞なんでも。じゃあ。

まな『待ってかーー』

ピッ

かごめ＞・・・・・さてと。例の妖怪某さんの仕業かな。





かごめ〈出入口は全て、中からバリケードで封鎖・・・どうやって入るかな〉

目立たないようにと、黒いワンピースに身を包んだかごめがやって来た

かごめ＞？この気配・・・。

感じたことのある妖気を頼りに顔を向けると、そこには鬼太郎とねこ娘、初めて見るねずみ男がいた

ねずみ男はねこ娘に右耳を掴まれている

鬼太郎＞これ全て、お前が仕組んだのか？

ねずみ男＞こんな事はオレにとっちゃ夕飯前だねぇ。

ねこ娘＞みんな困ってるでしょ！

ねずみ男＞いてててっ！

かごめ＞お揃いみたいね。

鬼太郎＞・・・やっぱり来たのか。

かごめ＞こっちにも事情があってね。

まな＞鬼太郎！かごめ！

目玉＞まなちゃん！

かごめ＞来るなって言ったはずなんだけどな。

まな＞・・・ごめん。

鬼太郎＞なんで君がここに？

まな＞友達が兄弟して行方不明なの。ねぇ、やっぱりこれって妖怪のせい！？

かごめ＞だから来たのよ。

目玉＞じゃが中に入れなくて困っておるのじゃ。

まな＞ここ、パパの会社が設計したの。

ねこ娘＞だから何？

かごめ＞まな？まさか・・・。

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