∞A cup of coffee∞《青》Part3 (ページ38)

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狩野「おはようございます！Aさん、昨日大変だったみたいですね」

『え、誰に聞いたん？』

狩野「大倉さん経由の紬ちゃんから」

『紬ちゃん、狩野ちゃんとも仲良えんや』

狩野「そうそう…って、そうじゃなくて、今日も無理しないでくださいね？」

『ありがとう』

朝は静かなカフェで、おーくらさんも錦戸さんも来なかった．

始業してから30分くらい経ってから、大倉さんがくる。

大「たにちゃん、大丈夫？」

『昨日はありがとう』

大「や、ええんやけどさ。ヤスにも色々話したれよ？あとな、」

昨日の男は今日付で懲戒免職になったって聞いた。

大「せやから、会社内にいれば会うことはないし安心してな？」

『ありがとうございます。そうだ、これ、どうぞ』

頼まれてたコーヒーと、2000円分のコーヒーチケット。
　

『こんなんでお礼になるかわからへんけど…受け取って？』

大「ありがと♪お礼ってことなら受け取るわ」

大倉さんはすぐ自分のフロアに戻っていった。

狩野「あれ、Aさん休憩はいらないんですか？」

『んー、ここから出るのちょっと悩んどって…』

狩野「そうですよねぇ…Aさんが落ち着くならここで休憩もいいと思いますよ？あ、でも、お昼ご飯ないのか」

ちょうどいいタイミングで紬ちゃんが来て。

紬「たにちゃん、一緒にお昼とろ？」
　

『大倉さんはええの？』

紬「その大倉さんからお誘い♪狩野さん、ちょっと店長さんお借りします♪」

いってらっしゃーい、って呑気な声に押されてカフェを出た。

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