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男「谷口さん?」
振り返ったら例の、男の人。
男「最近、僕以外の男の人と仲がいいみたいだね?」
何言ってはるのこの人…
男「毎日毎日、あんなに話してたのに、すーぐ乗り換えちゃうんだね?」
会話したらあかん。
早く家に帰ろ。
そう思ってもなかなか足が動かなくて、ついに腕を捕まれた。
男「家に帰るの?それなら僕も入れてよ?いつも近くまで行ってるのに、あそこセキュリティ高くてさ?」
毎日付けてきてたん?
見られてる感じ、この人やったんか
男「それか、僕の家においでよ。それなら問題な…」
安「離せ」
男の人が急に黙ったと思ったら、聞き慣れた愛しい人の声。
そこで力を抜いたんが良くなかった。
思いっきり引き寄せられて、男の人に後ろから抱きしめられる形になる。
男「見ての通り谷口さんが選んだのは僕の方」
嫌や、、離して、、、
安「あんなあ、、そんな強引に自分のとこにいさせても意味ないやろ」
章大は落ち着いてるけど、ものすごく低い声で相手を威嚇してるのがわかる
その時やった。
背中に冷たい感覚が走った。
男「動いたら、どうなるかわかるよね?」
更にぼそっと囁かれて、背中に当たる冷たいものが何かよう分かった。
どうにかして章大に伝えたい。
私はそっと、買い物袋を持っていない方の手を動かした。
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作者名:morimori | 作成日時:2017年1月3日 18時