∞A cup of coffee∞《青》Part3 (ページ15)

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《blue》

マルの店に飲みに行ったら、マルから最近Aが怒った話を聞いた。

心配させへんようにしてるのか、同じ家に住んでてもそういう話は一切せえへん。

今日はAも仲良しの狩野ちゃんとご飯食べてくる言うてたけど、あまり遅くならないようにバーを出た。

安「今から帰るけど、Aはまだ楽しんどる途中かな？」

そうメッセージを送れば、いま電車やって返事が帰ってきて。

駅で待ち合わせして家まで一緒に帰る。
って言っても、直結やから家まではあっという間やけど。

安「おまたせ。楽しかった？」

『うん！狩野ちゃんは同い年なんやけどな？プライベートでも仲良くしよって思えるくらい気遣わんと過ごせるんよ』

安「そっか♪」

『章大は？今日一人やったん？』

安「おん、マルとめっちゃ喋ってきたわ」

『ごめんな？』

安「ええって、お互いの時間は大切にせなあかんし。せや、マルのとこで歓迎会やったんやって？」

『そうそう、ちょっと新人ちゃんのこと怒っちゃったけど…』

Aは上着を脱ぎながらその話をしてくれて。

ついでに俺の上着もハンガーにかけてくれる。

安「そんなことがあったんや。そういうことも全部教えて欲しい」

『え？』

安「Aにどんなことがあって、どんなことが大変やったとか共有したい。俺もちゃんと話すから」

『うん、ありがと。しばらく家族がいなかったから、相談下手かもしれないけど…ちゃんと聞いてね？』

安「そんなん、あたりまえやろ」

思いっきり、Aのことを抱きしめた。

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